皆様こんにちは。2015年最後のニュースとなりました。本年も皆様に大変お世話にな

り、心より感謝いたしております。来年もよろしくお願いいたします。

今回のニュースは、今年1年話題になったIT関連のキーワードについてお伝えしていき

ます。

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┃１┃Windows10の発表

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2015年IT関連で一般的に一番話題になった内容といえば、Microsoftの新OSの

Windows10ではないでしょうか。

現在Windows7、Windows8（8.1）のお使いの方は原則無料でアップグレードが

可能です。

既にアップグレードを行いWindows10をお使いの方もいらっしゃると思います。

無償でアップグレード出来る期間はWindows10リリースから1年間と発表されて

いますので、2016年7月下旬がアップグレード期間となります。

アップグレードは無償（一部のエディションは除く）ですが、現在お使いのソフ

トや周辺機器がWindows10に対応していないとアップグレード後にソフトや周辺

機器が動作しないこともありますのでアップグレードの際はお気をつけ下さい。

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┃２┃IoT（Internet of Things）

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去年（2014年）後半から度々話題に出ていたIoTも今年はいろいろなメディアで聞くこ

との多かった言葉です。

IoTとは「Internet of Things（モノのインターネット）」の略です。

少し前までインターネットに接続する機器といえばパソコンだけでしたが、今後は

その他のモノがインターネットに接続をするという意味です。

世界での例では街中の各駐車場にセンサーを設置しデータを収集し空き状況を把握、

それをWeb上やアプリで利用者に提供するというものです。

この場合、駐車場のセンサーがインターネットに接続されていることになります。

また日本のとあるスーパーでは店内に50個以上のセンサーを設置して店内にいるお客さ

んの数を把握しています。

こちらもセンサーがインターネットに接続されています。

この人数と過去のデータ（レジの運用台数とレジ待ちの人数）を組み合わせて、レジに

向かうお客さんの人数を予測しレジを開ける台数を管理しているというものです。

生活家電では一人ぐらしの高齢者の方が電気ポットを使用すると、離れて暮らしている

家族にメールが送付されます。

もしポットの使用者が長期間ポットを使用していない状態だとなにか異変が発生した

のではないかと気づくことができます。

このようにIoTを利用することで今までインターネット（ネットワーク）と無縁だったも

のが繋がりデータとして有効に活用できるようになっていくと考えられています。

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┃３┃IoE（Internet of Everything）

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IoTと似ていますがその発展形がIoEです。

IoTはモノとインターネットが接続されますが、IoEは文字通りモノだけではなく全てが

繋がるという意味です。

IoEは概念に近い話なのですが、各モノから取得できるデータ、情報システム、そして

全ての人間がネットワークでつながることを指します。

IoEの一例としては、スペインのバルセロナ市役所が挙げられます。

仮想市民サービスを展開しているため、わざわざ市役所に行かなくてもバーチャル上で

市役所のやり取りが可能です。

また行政が行っているゴミ処理に関しても今までは決められたルートでゴミ収集車が回

収ボックスのゴミを回収していましたが、回収ボックスにセンサーを付けてどのボック

スが一杯になっているかを把握して効率的に回収をすることでコスト削減に成功しまし

た。

IoEの考え方はますます広がっていくと考えられています。

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┃４┃ウェアラブル端末

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ウェアラブル端末とは、身につけて持ち歩くことが出来る情報端末の総称です。

腕時計やリストバンド、メガネなどが現在販売・開発されています。

代表例として、今年Appleから発売されたApple Watchがあります。

腕時計型ウェアラブル端末であるApple Watchは腕時計機能だけではなく、マイク、

スピーカー、心拍センサー、加速度センサーが搭載されており各種アプリケーション

によって使用することが出来ます。

Apple社から発売されているスマートフォンのiPhoneを持っている方ですとさらに

連携してApple Watch側から音楽を聞いたり、電話、メールなども可能となります。

Apple Watchの他にはGoogleから発売されたGoogle Glassなどが代表例です。

現在ウェアブル端末は、国内外問わず現在多くのメーカーが開発を行っています。

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┃５┃セキュリティ

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いろいろなデータをインターネット通して利用することにメリットは多いですがデメリ

ットも存在します。

今年一番のセキュリティ事件は125万件流出した日本年金機構の事件です。

職員が電子メールの添付ファイルを開きウイルスに感染しそこから拡大していった件で

すが、実際のデータの一部にパスワードが設定されていなかったことや、重要なサーバ

とアクセス出来るPCを独立させずに外部と接続できる端末でサーバにアクセスできたこ

となども被害が拡大した原因でした。

ネットバンキングでは個人を対象にした攻撃も多い年でした。

ウイルスを使って本物のサイトの一部を書き換え、振り込みの送金先を変更するなど

高度な攻撃が行われています。

また今までは銀行のサイトが多かったですが、クレジットカード会社、人気ブランドの

ショッピングサイトなどでも徐々にこの手口が流行ってきています。

ひとりひとりが今まで以上にセキュリティの意識を高く持つことが重要になってきます。

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┃６┃これから

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IOT・IOEの世界はこれから更に進化していくことが予想されます。

これによって非常に便利な世界になっていくことは間違いありませんが同時にセキュリ

ティ対策も必須です。

2016年もITでどのようなものがトレンドなるか注目しながらまた新しい情報が入りまし

たらお伝えしていきます。

 

●年末年始休業日のお知らせ

年末年始休暇のため、2015年12月30日（水）～2016年1月3日（日）の間休業させ

ていただきます。