ついにWindows10無償アップグレード開始

8月 31
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弊社ニュースでも何度か取り上げておりましたWindows10ですが、2015年7月29日

に無償アップグレードの提供が開始されました。

現在「Windows7」「Windows8(8.1)」をお使いの方は無償アップグレードが可能で

す。

実際、私も今回の記事を書くにあたりテスト環境を「Windows10」にしてみましたの

で実際操作した感想も含めてお伝えしていきます。

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┃1┃Windows10無償アップグレード

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アップグレードの条件は「Windows7」「Windows8(8.1)」をお使いのユーザーです。

※企業版のEnterprise、Windows RTは対象外

無償アップデートの期間は1年間(2016年7月28日迄)となっています。

この期限までにアップグレードを行えば無償で「Windows10」が手に入ります。

アップグレード期間終了後や単体で「Windows10」を購入する場合は有料になります。

Microsoftによると「Windows10」が「Windows OS」最後のリリースとなる予定です。

今までは「Windows XP」「Windows Vista」「Windows7」「Windows8(8.1)」「Window

s10」と名称が変更されてリリースされてきましたが今後新しい名称(例:Windows

11など)のリリースは行われない予定です。

ただ、新機能などの追加は「Windows10」の名前のままアップグレードされる予定

です。

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┃2┃新機能の紹介

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代表的な新機能についてご紹介します。

◆スタートメニューの復活

「Windows8」で非常に評判の良くなかったスタート画面から「Windows7」に近い

スタートメニューとなっています。

スタートメニュー押すと「Windows7」と同様にログインユーザー名の表示、電源

(再起動、シャットダウンなど)ボタン、また「Windows7」のすべてのプログラ

ムと同じ機能で「すべてのアプリ」メニューがあるなど従来のスタイルに非常に

近い印象を受けました。

その隣には、「Windows8」のメニューに似た各アプリがタイル状に表示されており、

タイルに表示するアプリの表示順はカスタムになっています。

従来のスタイルに近い形になったことで「Windows8」の時のような大きな混乱は

少なく使いやすい形に変更されています。

◆タスクビューアイコン

アップグレードを行うとタスクバーに見慣れないアイコンが表示されてます。

「タスクビュー」と呼ばれるアイコンでこれを押すと現在起動しているアプリ一

覧が表示されます。

メールソフト、ブラウザ、オフィス製品など複数起動しながら作業されることが

多いと思いますがその際に、「タスクビュー」を押すと現在起動しているアプリ

が一覧で表示されます。

背面に隠れているアプリや最小化されているアプリを切り替えたりアプリを終了

する際に非常に便利な機能です。

「Windows7」でも同様の機能(alt+tab)はありましたがそれを直感的に見やすく

操作性を向上させています。

もう一つの機能として「仮想デスクトップ」機能があります。

これは複数のデスクトップを使用する機能で、ひとつのディスプレイで複数のデ

スクトップを使用できます。

メインのデスクトップでメールとブラウザを開き、仮想デスクトップ側でエクセ

ルファイルと業務アプリケーションを開くなど各デスクトップにアプリを振り分

けることが可能になり、これにより作業が効率的に行えます。

個人的には画面領域の小さいノートパソコン・タブレットなどで非常に便利な機

能と感じました。

◆新ブラウザ

今までの標準ブラウザは「Internet Explorer」シリーズでしたが今回からは新た

なブラウザ「Microsoft Edge」が搭載されました。

最大の特徴はWebページに直接書き込みが可能なメモ機能です。

見ているページの文章にマーカーを引いたり、直接メモを書込みそのまま保存でき

るため便利です。

しかしこのブラウザに対応していないサイトではこの機能を使用するどころか普通

にサイトを閲覧することもできないため、「Internet Explorer11」も使えるように

標準でインストールされています。

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┃3┃生体認証機能が追加

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上記に上げた新機能の他にも、セキュリティ面の注目の機能として生体認証機能の

「Windows Hello」があります。

現在、Windowsにログインする場合は多くの方はパスワードを入力してログインし

ていると思いますが、「Windows Hello」を使用すると顔や目の虹彩、指紋などで判

断してサインインが可能となります。

「Windows Hello」を使用するには生体認証デバイスが必要です(RealSense 3Dカ

メラなど)現在「Windows Hello」に対応しているPCやデバイスはまだ少なく今後

増えてくると予想されています。

指紋認証に関しては、既存PCについている指紋認証センサーやUSB接続の指紋認

証リーダーでも対応は可能です。(※すべてが対応可能ではありませんのでご注意

下さい)

余談ですが、海外の記事で6組の一卵性双生児が「Windows Hello」対応のカメラ

を使用してお互いのアカウントにログインが可能か検証していました。

外見は瓜二つにも関わらず、結果誰もログイン出来ませんでした(ログイン出来て

しまうと問題となるので当然なのですが…)

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┃4┃Windows10に今すぐアップデートするのは危険!?

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いろいろな新機能が搭載されている「Windows10」ですが、注意しなければいけな

いことがあります。

発売されてからまだ期間が短いため各種ハードウェア(プリンタなど)のドライバ

が対応していない可能性がありますので各メーカ先のWindows10状況等をご確認下

さい。

ソフト面でも現在ご使用中のアプリケーションやインターネットバンキングなど

各サービス先でWindows10に対応しているか調べてからアップグレードをお願いし

ます。

自分がアップグレードした際は、有料のウイルスソフトがアンインストールされて

再インストールが必要になりました。

仕事で使用しているPCをアップグレードされる際は、ハードウェアやソフトウェア

の動作環境などにご注意下さい。(最悪動作しない場合もあります)

また、「Windows7」「Windows8」からアップグレードした後、PC内部のハードウ

ェア構成変更を行った場合、「Winodws10」の再認証が発生する場合があります。

(変更内容により認証が発生しない場合も有)

この場合、今まで使っていたWindowsの認証キーは使えません。マイクロソフトに

電話をかけてサポートを受ける必要がありますので気をつけて下さい。

私もメインで使用しているPCは「Windows10」の状況を見ながら当分「Windows7」を

使用していくことになりそうです。