Microsoft Officeのクラウドサービス

2月 28
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皆さん、こんにちは。Windows XPのサポート終了まで1ヶ月ちょっととなりました

が、移行作業は進んでいますか?移行先の新OSにWindows 7を選択された方は今まで

とほぼ同じような画面ですので戸惑いも少ないようですが、Windows 8を選択された

方は最初の戸惑いが大きいみたいです。Officeのほうも2003から移行された方は、

見た目や使い勝手がかなり変わってしまったので慣れるまでは少しの辛抱ですね。

さて今回のニュースは今までのOffice製品のあり方や、使い方とは異なる

Office 365というサービスをご紹介したいと思います。

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┃1┃Office 365とは

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Office 365はOfficeという名前がついていますが商品の名前ではありません。

Microsoftが提供するクラウドサービスの名称となります。具体的には4つのサービス

で構成されており、それぞれのサービスを個別またはセットで契約して利用します。

・Office 365 ProPlus ・・・ ExcelやWord等のOfficeアプリケーション

・Exchange Online ・・・ メール、スケジュール、施設・設備予約等の

グループウェア

・SharePoint Online ・・・ オンラインストレージ、情報共有サイト

・Lync Online ・・・ 在籍確認、チャット、オンライン会議

次項以降でそれぞれの内容をもう少し詳しくご紹介いたします。

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┃2┃Office 365 ProPlus

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Office 365 ProPlusは皆さんが普段利用しているExcelやWord等のOfficeアプリケ

ーションそのものになります。Officeアプリケーションそのものではありますがラ

イセンスの考え方やOfficeアプリケーションの実行方法が今までのOfficeとは異なり

ます。

OfficeのインストールはDVDをセットしてインストールプログラムを実行したりは

せず、クラウドから配信という形で行われます。利用できるOfficeアプリケーション

はExcel、Word、Outlook、PowerPoint、Access、OneNote、Publisher、Lync、

InfoPathとパッケージ版Officeの最上位であるOffice ProfessionalにLyncと

InfoPathが加わった内容になります。

ライセンスも今までの考え方とは違います。簡単におさらいするとプリインストー

ル版は一緒に購入したハードウェア上でのみ利用が認められ、パッケージ版は同一

ユーザーの任意のパソコン2台にまでインストールして利用することが認められてい

ましたが、Office 365では1ユーザーあたり5台のデバイスまで利用することができま

す。また、Macにも対応しているのでWindowsとMacの混在利用も基本的に可能です。

さらにOfficeオンデマンドという機能ではOfficeアプリケーションがインストール

されていない(インストールできない)環境でもクラウド側からOfficeアプリケーシ

ョンがストリーミング配信され、あたかもインストールされているかのようにOffice

を実行することができます。利用が終了すると同時にそのデバイスからOfficeは消え

ます。例でいうと出張先のホテルでレンタルしたノートパソコンに、Officeをインス

トールすることなくOfficeを利用できるということです。クラウドサービスなので編

集するデータや新しく作成するドキュメントはクラウド上の自分(自社)の領域に保

存することができます。

また、Officeのインストールやオンデマンドが利用できないデバイスには

Office Web Appsが提供され、Webブラウザ上でWord、Excel、PowerPoint、OneNoteの

データの閲覧が可能です。

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┃3┃Exchange Online

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メールボックス、スケジュール管理、施設・設備予約、連絡先管理、タスク(ToDo)

管理が行えるグループウェアのようなサービスです。クラウドサービスですので

Windows、Macはもちろんこと、ブラウザや専用アプリ、ActiveSyncを利用することに

より、iOS端末やAndroid端末などほぼすべてのデバイスから利用でき、どのデバイス

からアクセスしてもデータは最新の状態です。

プランによってはメールの送信に条件を付加することが可能になりますので、メー

ルの内容によっては上司が認証しないとメール送信できない等のルールを設定するこ

とが可能になります。またサーバー側でウイルス対策やスパムメール対策(パソコン

に対策ソフトが不要ということではありません)がされており、特定の言語のみの受

信や特定の地域から送信されたメールのみ受信するなどの設定も可能です。

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┃4┃SharePoint Online

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SharePoint Onlineはファイル情報を共有するための機能を提供してくれます。

データの保存先は基本的にクラウド上となり、クラウド上だからこそ、いつもでもど

こからでも情報やファイルへアクセスすることができます。ファイルをSharePoint

Onlineに保存することにより、Office製品から共有のためのメール送信やアクセス権

限の設定が可能になり、簡単にそして安全に共有を行うことが可能です。

また会社全体のポータルサイトやプロジェクトチームごとに共同作業のための掲示

板、ドキュメントライブラリ、メンバー間のコミュニケーションのためのソーシャル

サイトをテンプレートから簡単に作成することができます。

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┃5┃Lync Online

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Lync Onlineでは在籍確認やチャット、オンライン会議(大規模なテレビ会議システ

ムではありません)が提供されます。資料もOffice上で共有しながら会議ができるの

で資料配布や会議の準備がスムーズです。

また連絡したい相手の状況をExchange Onlineの予定表と連携した在籍確認機能で

確認でき、相手が連絡可能であれば通話やチャット、メールで連絡をとることができ

ます。デバイスも様々なものを利用することができるので、外出中のメンバーの参加

も可能です。

今回のニュースではすべてを紹介できませんが、Office 365にはたくさんのプラン

があり、当然ですがプランにより利用できる機能と金額が変わります。今回の記事で

紹介したようなサービスを利用しようとすると、1ユーザーあたり年間おおよそ

22,000円くらいのコストがかかります。単なるOfficeアプリケーションとして考え

るとプリインストール版のOffice Personalは20,000円前後ですので高いと感じてし

まうかもしれませんが、このサービスの導入はデータの保存場所やグループウェア、

社内設置するサーバー本体の費用、ワークスタイル等をトータルして検証しなければ

いけません。XPサポート終了問題で皆様のパソコン環境が一新されますので、パソコ

ンの利用方法の一新も是非弊社担当営業と検討してみてください。