OSの各サポートについて

5月 31
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先月の上旬頃から各メディアで「Windows XPのサポート終了まであと1年」などの言

葉を見かけるようになりました。

お客様皆さん「XPのサポート終了」について非常に関心が高く気にされています。

今回のニュースは今、話題となっているXPのサポート終了についてご説明します。

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┃1┃Windows OSのサポート期限について

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最近メディアで話題になっている「XPのサポート終了」というのは、Windows XPを

含む複数のMicrosoft製ソフトのサポートが2014年に終了することです。

2014年にサポートが終了する予定のソフトは以下の3つです。

サポート終了日:2014年4月8日

・Windows XP

・Office2003

・Internet Explorer6

この中でやはり一番大きな要素は「Windows XP」のサポート終了かと思います。

ちなみにその他のOSのサポート期限は以下のようになっています。

・Windows Vista

延長サポート終了日:2017年4月11日(メインストリームサポートは終了)

・Windows7

メインストリームサポート:2015年1月13日

延長サポート終了日 :2020年1月14日

・Windows8

メインストリームサポート:2018年1月9日

延長サポート終了日 :2023年1月10日

・Windows Server2003・Windows Server2003R2

延長サポート終了日:2015年7月14日(メインストリームサポートは終了)

・Windows Server2008・Windows Server2008R2

メインストリームサポート:2015年1月13日

延長サポート終了日:2020年1月14日

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┃2┃サポートの種類の違い

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サポートにはメインストリームサポートと延長サポートがあります。

メインストリームサポートは、大きく分けて新機能のリクエスト、セキュリティ更

新プログラム、セキュリティ以外の更新プログラムリクエスト、サポート(無償・

有償)などが行われます。

対して延長サポートは、セキュリティ更新プログラム、サポート(有償)のみが行

われます。

延長サポートは、通常ビジネスモデルを対象にしていましたが、Windows XP・Wind

ows Vista・Windows7については全エディションが延長サポート対象となっています。

Windows XPが発売されたのが2001年11月ですので発売開始以来、約12年以上サポー

トを行なっていることになります。

これは異例の長さなのですが理由としてWindows XPの世界的シェアにあります。

ブラウザーやOSのシェアを継続的に調査している米Net Applicationsによると、20

13年3月時点でWindows XPのOSシェアは未だに38.73%もあります。

(1位はWindows7の44.73%)

XPの発売以降Vista・Windows7・Windows8と発売されているにも関わらずこれだけの

シェアを持ち続けている(多くのユーザーが使用している)ことは驚きです。

次にサポートが切れた場合のリスクについてお伝えします。

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┃3┃サポートが終わると

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サポートが終わることで一番問題なのが「セキュリティ更新プログラム」です

「セキュリティ更新プログラム」とは皆さんお使いのパソコンのセキュリティホー

ルに対して配布される修正プログラムのことです。

「Windows update」を行うと(設定にもよりますが通常はインターネットに接続し

ている環境であれば自動的に)ダウンロード・インストールが行われます。

XPのセキュリティ更新プログラムは現在も配布されており、それだけセキュリティホ

ールが存在しているということになります。

2014年に延長サポートが終わると、セキュリティホールが見つかった場合でも更新プ

ログラムは配布されません。

その場合、セキュリティホールを狙ったウイルス、スパイウェア、マルウェアなどに

感染するリスクは非常に高くなります。

マルウェア感染によってシステムの破壊、データの改ざんなどや最悪の場合、業務情

報や個人情報の流出なども考えられます。

特にインターネットに常時接続している環境では非常に危険な状態となります。

インターネットに接続していないパソコンでもUSBメモリでデータをもらう際に感染

するということもありえますので安心はできません。

また、今後発売されるソフトウェアや周辺機器(プリンタ・スキャナー)などについ

てもXPに対応しないものが増えていくと予想されます。

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┃4┃新しいOSへ移行する手段

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サポートが切れたPCをそのまま使うことは非常に危険であるため、新しいOSへの移

行が必要になってきます。

移行の方法として2つパターンが考えられます。

1つ目は「パソコンのOSだけをアップグレード」する方法です。

現在お使いのパソコンのままでOSだけをアップグレードすることになりますので新

しくPCを購入する必要はありません。

※OSの新規購入料金は発生します。

しかし、すべてのパソコンでこの方法を行うのは難しいです。

理由としてドライバソフトの問題があります。

ドライバソフトはパソコン内部・外部の各装置を制御するソフトウェアのことで

基本的に、現在お使いのパソコンのすべてのドライバソフトが新しいOS用にあれば

問題ありませんが、皆さんが使っている環境が様々ですので全てのソフトを探すこ

とは私達でも難しいのが現状です。

2つ目は「新規にパソコンを購入」する方法です。

現在のパソコンはXPが発売されていた頃と比較して、比較的安価な構成でも性能は

非常に上がっています。

また消費(待機)電力も随分と改善されているため、長い目で見た場合こちらがお

すすめです。

XPに変わる新しいOSとして候補に上がるのが「Windows7」と「Windows8」です。

仕事の関係上、どちらのOSも使用していますが、Windows8はタッチパネル向けに

作られたこともあり、使い方が大幅に変わっています。

(恥ずかしい話ですが、私が初めてWindows8を操作した時スタートボタンがなくな

っておりシャットダウンの仕方がわからなくてインターネットで検索しました)

Windows7ですと、XPとそれほど画面操作なども変わりませんので今までと変わらな

いでご使用出来ると思います。

新しくPCを購入される場合、製品によってはWindows8(Windows7ダウングレード権)

がついたPCが販売されています。

これは、Windows7とWindows8どちらのOSを使用してもいい権利がパソコンについてる

ということです。

(同時に両方使用したり他のPCで使用することは不可です)

こちらですとWindows7をご使用していて、将来Windows8に切り替えることが可能にな

ります。切替時に新規のOS料金はかかりません、ドライバもWindows7、Windows8両方

付いてきます。

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┃5┃新OSへの検討はお早めに

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多くの個人・会社でXPをご使用されている方は多いと思います。

しかし、来年の今頃にはXPのサポート期限は切れている状態です。

新OSへの移行準備・検討などはお早めに行なってください。

移行に伴う不明点やご相談などありましたら弊社営業担当がお答え致しますので

何なりとお申し付けください。