スマートフォンを企業で利用する場合に考慮すること

4月 25
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皆様こんにちは。北海道も日中は少しずつ暖かくなってきましたが、夜はまだ寒い

ですね。寒暖の差で体調を崩してゴールデンウィークに寝込むなんてことの無いよう

に、体調管理には注意しましょう(自分に言い聞かせています)。

 

さて今回のニュースはスマートフォンのお話しです。昨年4月号で弊社のニュース

では初めてスマートフォンを紹介させて頂きましたが、それから早くも1年が経って

いました。その後、何度かスマートフォンの便利なアプリケーションや使い方などを

紹介いたしましたが、今回は企業で利用するときにどのような点を考慮しなければな

らないかという観点でご紹介したいと思います。

また、内容的にはタブレットの導入にもほぼ同じことが当てはまりますので

「iPhone」=「iPad」、「Andoroid携帯」=「Androidタブレット」としてご参考く

ださい。

 

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┃1┃スマートフォンの端末選択

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過去のニュースでも紹介しましたが、スマートフォンのOSにはアップル社の

「iOS」とグーグル社の「Android」があります。1年前のニュースで私が個人的に

期待を寄せていたマイクロソフト社の「Windows Mobile」を選択するメリットは現在

ほぼ無い状況ですので、今回は「iOS」と「Android」で比較します。

 

アップル社の「iOS」を搭載したスマートフォンは「iPhone」だけですので、

「iOS」を利用したければ「iPhone」を導入する事になりますし、逆に「iPhone」を

導入すると「iOS」を利用することになります。また現時点では日本国内で

「iPhone」を販売している通信事業者はSoftbankだけとなりますので必然的に通信

事業者も決まります。

これに対してグーグル社の「Android」は各通信事業者が「Android」搭載の

スマートフォンを販売していますので、通信事業者や導入端末の選択肢は大きく広が

ります。

 

 

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┃2┃iPhoneとAndroid携帯どちらがいいの?

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これが一番難しい問題で、現在利用中の通信事業者、端末を会社から貸与するのか

個人所有の端末を利用するのか、当然、端末価格なども考慮していくと一概にどちら

が良いというのは言えません。逆にその辺りの事を考慮せず、スマートフォン上で利

用するアプリケーションを新規に開発・導入するという事であれば「iPhone」、

「Andoroid携帯」どちらでもいいとも言えます。ただこれでは少し乱暴すぎるので、

利用する場合の特徴をご紹介します。

 

 

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┃3┃iPhoneの特徴

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OS、ハードウェア共にアップルがほぼ全てを製造しています。アプリケーションの

開発に使用するツールも基本的にはアップルが提供しているものをアップルのMac上

で利用して開発する必要があり、さらにアプリケーションを端末に配布(インストー

ル)する際にもアップルに申請を行い、アップルの配信サイト「App Store」へ登録

してもらう必要があります。

 

このように一見、非常に制限が多く面倒に感じるのですが、実はこの制限によって

互換性という大きな恩恵を受けることができます。「iPhone」はこれまでに

「iPhone3G」「iPhone3GS」「iPhone4」と3機種発売されてきたのですが、発売され

る度にアップルからバージョンアップした「iOS」が配信され、発売時期の異なる機

種でも稼働しているOSが同じようになるように配慮されています。またハードウェア

的な違いを開発ツール側で完全にではありませんが吸収してくれており、「iPhone」

用に開発したアプリケーションは基本的にはどの機種でも動作します。運用途中で追

加購入した端末でOSのバージョン違いによってアプリケーションが動作しないという

事態が起こりづらいことや、新しい端末に合わせてのアプリケーションの修正が最小

限で済むということが大きなメリットになります。

 

 

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┃4┃Android携帯の特徴

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OSの基本的な開発はグーグルが行い、ハードウェアは多数のメーカーが製造してい

ます。手軽にアプリケーションの開発環境が準備でき、開発したアプリケーションも

自由に配布することができます。自由度が非常に高いといのが「Android」のもっと

も魅力的なところです。自由度が高いので各メーカーから多種多様な機能を備えた

ハードウェアが続々と販売されています。OSのバージョンも「1.6」「2.1」「2.2」

「2.3」そしてもうすぐ「3.0」となりますが、自由度が高い反面OSのバージョン間で

の互換性があまりないというのが「Android」のデメリットになります。

 

OSのバージョンが変わるたびにアップルのようにハードウェアメーカーがその機種

に合わせた最新のOSを配布してくれるということは無いと考えたほうが無難で、異な

るバージョン間でどのようにアプリケーションを動作させるかが肝となります。

 

 

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┃4┃セキュリティ面ではどちらがいいの?

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企業で利用するとなるとセキュリティ面というのも重要な問題となってきます。こ

れに関しては一般的に「iPhone」の方が有利と言われています。前項でご紹介したよ

うに「iPhone」はほぼ全てがアップルの管理下にあり、アプリケーションの配布を行

う際にも申請を行った時点でアップルが動作検証を行いますので不正なアプリケーシ

ョンが出回ることはほぼありません。これに対して「Android携帯」はアプリケーシ

ョンの配布が自由なので配布を止めることはできません。あくまでも利用者が判断す

る必要があります。しかし実際には「iPhone」でも不正なプログラムは見つかってい

ますので完璧に防ぐというのは難しい状況です。

 

あくまでも利用者側が注意をしなくてはいけないというのはどちらも同じですので

企業でスマートフォンを利用する際には『モバイルデバイス管理(MDM)』という端

末を管理するソフトやサービスを導入するのが一番安心です。

 

 

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┃5┃まとめ

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制約が多いけど互換性が高い「iPhone」、自由度が高いけど互換性に乏しい「Andr

oid」と結局はどちらも一長一短ですので、導入・活用するシーンによってどちらが

有利かは変わりますし、「iPhone」と「Android」のどちらも使いたいという場合も

あると思います。そのような運用を実現する方法もありますので是非お気軽にご相談

ください。