Microsoft Office2010発売

7月 29
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Microsoftは去年の10月、基本OSであるWindows7を発売しましたが、Officeの新製品

として、2010年6月17日 Microsoft Office2010が発売されました。

Ofiice2010の話は2009年12月号のニュースでもお伝えしましたが、正式に発売され

ましたのでお伝えいたします。

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┃0┃各エディションについて

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まずは今回の各エディションについてです。

http://www.microsoft.com/japan/office/2010/prodinfo/compare-editions.mspx

・個人的にご使用される場合で、Word(文書作成)、Excel(表計算)だけで十分

な場合は、Office Personal

・企業でのご使用で、Power Point(プレゼンテーションソフト)もご使用される

場合は、Home&Business

・Access(データベース)もご使用される場合は、Professional

大きく分けでこの3つの中から選択することになると思います。

他にもボリュームライセンス販売のみでStandardとProfessional Plusのエディ

ションが購入出来ます。

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┃1┃Office2010の注意点

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(1)Office2010 64ビット版について

Windows7の発売で注目を浴びたWindows7(64ビット版)ですが今回のOffice20

10より64ビット版もリリースされました。

Office単体での購入の場合は、DVDに32ビット版と64ビット版のソフトが同梱さ

れており、OSが64ビットの場合はOffice2010の64ビット版をインストールするこ

とで、パフォーマンスの向上(ファイル容量2GB以上の場合)が可能となります。

しかし、アドイン機能などを使用している場合、アドインも64ビット版に対応した

ものが必要になるため、実際は64ビットOSでもOffice2010の32ビット版をインス

トールして使用するのがおすすめです。

(2)プリインストールモデルのプロダクトキーについて

プリインストールモデル(購入時にOffice2010がインストールされている)

については、Office2007までは購入後すぐに使用できたのですが、今回からプリ

インストールモデルでも、初回起動時にプロダクトキー(25桁の英数字)の入力と

ライセンス認証が必要になります。

海外ではOffice2010以前でも上記のようにプリインストールモデルでもプロダク

トキーの入力を行わなくては使用出来ず、今までプロダクトキーの入力を行わなく

て良かったのは日本だけでした。

プロダクトキーについては、再セットアップを行う際などあらためて入力を行うた

め、きちんと保管しておいてください。

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┃2┃新機能について

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新しいの機能のいくつかをご紹介します。

1.スクリーンショットの挿入(Office全般)

WordやPowerpointで資料を作成している際にスクリーンショットを貼り付ける作

業も今回のOffice2010から便利になっています。

各アプリケーションの[挿入]の中に今までなかった[スクリーンショット]という

項目が追加されています。

[スクリーンショット]を選択すると、使用中のアプリケーションの画面が表示され

るので必要なものをクリックすると挿入されます。

各アプリケーションの操作説明書や手順書を作成する際にこの機能は非常に

便利なものです。

http://www.microsoft.com/japan/office/2010/tips/013.mspx

2.同時に共同編集が可能(Word2010)

今までは、サーバ上にあるWordの文書を開いて編集しようとすると、他の誰かが使

用していて編集を行えないなんて経験があったと思います。

Word2010では、それが可能となるようです。

紹介HP(http://www.microsoft.com/japan/office/2010/tips/019.mspx )の内容を

見る限り、文章などの段落単位でロックがかかるようで、他の誰かが編集していな

い段落に関しては編集が可能なようです。

また、自分が編集中の段落に関しても他の人から編集出来ないようになっています。

報告資料作成などでそれぞれが同時に一つのファイルに異なる内容を作成すること

が可能となります。

3.スパークライン(Excel2010)

例えばExcelで各店舗別の売上などをグラフを使用して表示することは今までも可能

でしたが、今回のスパークライン機能は新しく行を追加してそのセルの中で表現する

ことができます。

これによりデータ変化のトレンドがよりわかりやすく表示することが可能となって

います。

定期レポートなどで各数値のトレンドなどを表示するには便利な機能です。

http://www.microsoft.com/japan/office/2010/tips/016.mspx

4.アニメーションのコピー(Power Point2010)

プレゼンテーションを行う際に、良く利用されるアニメーション(タイトルが横

らスライドインするなどの効果)ですが、今まではアニメーションの効果を出した

い箇所1つ1つに設定していましたが、アニメーションのコピー機能が追加されたた

め資料のアニメーションの設定が非常に効率的となりました。

http://www.microsoft.com/japan/office/2010/tips/014.mspx

この他にも下記URLにて、Office全般や各ソフトでの新機能や便利な機能が載って

いますので確認してみてください。

http://www.microsoft.com/japan/office/2010/tips/default.mspx

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┃3┃Web版Office「Office Web Apps」について

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Office2010の発売前から話題になったものとして、Office Web Appsがあります。

これは簡単に説明しますと「Web版のOffice」となります。

Word、Excel、PowerPoint、OneNote の機能をブラウザー上で使用できるように

したものです。

http://www.microsoft.com/japan/office/2010/webapps/default.mspx

ブラウザーからアプリケーションを使用するため各パソコンにソフトをインスト

ールする必要がなく、現在無料でご利用出来ます。

(利用のためにはWindows Live ID(こちらも無料)が必要となります。)

Windows Live IDをお持ちの方はサインインをするとすぐに使用できます。

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┃4┃「Office Web Apps」を実際に使ってみて

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私も実際に使用してみたのですが、ブラウザー上で動くためなのかマウスの右クリ

ックが効かないようになっています。

Excelに関しては、グラフの作成は出来ませんでしたが、簡単な関数の使用などは

問題なく行えました。

使ってみての感想ですが、機能的にはOffice2010と比較すると出来ない事が多い

ため、全てを「Office Web Apps」にするのはまだ現実的ではない印象です。

しかし、PCにインストール不要でブラウザベースでここまでOfficeを使用出来る

ことは、これからの発展に期待できます。

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┃5┃最後に

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仕事柄、お客様からOfficeの操作などのご質問を受けるのですが、Office2007の

際は、インターフェイスなどを含めて大幅な変更だったため、こちらも操作を覚え

るのに非常に苦労しましたが、今回のOffice2010は2007の時のような大幅な変更で

はなく2007のマイナーチェンジのようです。

今後のOfficeは、2007から採用されている「リボン」インターフェイスが中心にな

っていく模様です。

これを機会に、便利な機能も追加された、Office2010とOffice Web Appsに触れて

みてはいかがでしょうか?

(Matsushita)