WondowsVistaの疑問を解消~導入にまつわるQ&A

12月 01
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トリノ五輪、ワールド・ベースボール・クラシック、サッカーW杯、高校野球決勝
の苫駒vs早実の激戦など非常に熱いスポーツイベントが目白押しだった2006年。ス
ポーツを通して多くの感動と力を与えてくれた年でした。なかでも野球好きの道民に
とって、日本ハムの優勝は忘れられないできごとで、私自身も札幌ドームに3戦とも
観戦に行き応援グッズを身にまといながらビール片手に興奮しながら応援していまし
た♪

 さてさてそんな2006年もあと数日で終わり新たな年を迎えます。年が明けると
WindowsXPの発売から約5年、待ちに待った新しいWindows『Vista』が発売されます。
(1月30日予定)今回はWindowsVistaの購入前に知っておきたいポイントをQ&A形
式でまとめてみました。導入を検討している方は参考にしてみてください。

Q1.『WindowsVistaのどのエディションを購入すればよいの?』
A1.『サポートしている機能を見極めたうえで選択するのがお勧め』
 WindowsVistaには5つの種類が用意されています。全エディションを包括している
『Ultimate』、企業ユーザー向けの『Enterprise』・『Business』、個人ユーザー向
けの『HomePremium』・『HomeBasic』と大きく分けることができます。個人ユーザー
向けにおいて特に注意してほしいのが『HomeBasic』には【WindowsAeroユーザーイン
ターフェイス】の新しい視覚効果(透明効果や3D効果)をサポートしていない点。
新ユーザーインターフェースのフル機能を利用するには『HomePremium』以上を購入
する必要があります。また、企業ユーザー向けの2つの大きな違いは【ドライブの暗
号化(WindowsBitLocker】や【複数言語のインターフェイスへの対応】が必要な企業
は『Enterprise』以上の購入が必要となります。詳しい違いのリストを見たい方は弊
社営業担当に一声かけて下さい。別紙にて各エディションの機能比較表をお渡ししま
す。

Q2.『WindowsVistaの導入に最低限必要なハードウェア要件は?』
A2.『800MHz以上のCPU、メモリは512MB以上』
 最小システム用件は以下の構成となります。
CPU:800MHz32ビット(x86)または64ビット(x64)プロセッサ
メモリ:512MB HDD:20GB(空き領域15GB以上)
グラフィック:SVGA(800X600ピクセル)
 ただし、快適に動作する環境を考えるのであれば以下の構成が必要となります。
CPU:1GMHz32ビット(x86)または64ビット(x64)プロセッサ
メモリ:1GB HDD:40GBと15GB以上の空き領域
グラフィック:WindowsDisplayDriverModel(WDDM)ドライバ
   128MBのグラフィックメモリ
 注意しなければならない点はグラフィック機能でPCを使用する環境や用途によって
求められるスペックが変わってきます。3D表現などに対応したグラフィックチップ
についてはメーカーのサポートサイトで確認してください。

Q3.『WindowsVistaでもアクティベーションは必要?』
A3.『必要 基本的な仕組みはWindowsXPとほぼ同じ』
 アクティベーションとは主にソフトウェアにおいて、正規ライセンスを持っている
ことを証明するための方法または技術のことで、インストール後ライセンスの登録を
行うことを義務付け、プロダクトIDなどを管理することによって同じプロダクトIDに
よる複数のコピーの存在を防ぐようにしている技術のことです。『WindowsVista』に
用意されたアクティベーション手段は①インターネット経由での自動処理、②自動応
答電話によるキー入力、③モデムで認証サービスに直接接続の3通り。①について
は、ユーザーが手動で実行する他に自動で処理を実行するモードが追加されていま
す。パッケージ版の『WindowsVista』の場合、インストール後30日以内にアクティ
ベーションする必要があり、猶予期間を過ぎるとシステムにログオンできなくなりま
す。また、WiondowsXPと同様にアクティベーション後にネットワークアダプタの変更
+4つ以上のハードウェア構成の変更時に再アクティベート処理が必要となります。
また、注意点としてパッケージ版の『Vista』は移管回数が無制限となっていますが
(これまで使用していたPCから『Vista』を削除することで、新しい環境に何度でも
インストールすることができる)メーカー製PCにプリインストールされた『Vista』
ではライセンスの移管が認められておりません。

Q4.『64ビット版と32ビット版の違いは?』
A4.『メモリ容量以外にも機能的な違いがあります』
 『Vista』では全エディションで32ビット版と64ビット版の両方が用意されていま
す。この2つの大きな違いはOSがサポートする物理メモリの最大容量で、32ビット版
の最大メモリ容量は各エディションともに4GBですが、64ビット版での最大容量は以
下のようになっています。
      HomeBasic・・・8GB HomePremium・・・16GB
      Business、Enterprise、Ultimate・・・128GB
その他に『データ実行防止』機能、『MicrosoftPatchGuard』機能(承認されていな
いプログラムがWindowsカーネルにパッチを当てることを防ぐ)の搭載、すべての
カーネルモードドライブが開発者によって署名されなければならないという制限が64
ビット版にはあります。

Q5.『プロダクトキーの購入で上位版にアップグレードできますか?』
A5.『アップグレード可能』
 プロダクトキーをオンラインで購入することで下位のエディションから上位のエ
ディションへのアップグレードを可能にする『WindowsAnytimeUpgrade』という機能
が用意されています。利用できるのは『HomeBasic』、『HomePremium』、
『Business』の3エディションでアップグレードパターンは以下の通りです。
『HomeBasic』 →『HomePremium』『Ultimate』
    『HomePremium』→『Ultimate』
    『Business』  →『Ultimate』
また、WindowsXPからアップグレードして『Vista』にする場合は以下の通りとなりま
す。 『WindowsXP Professional』→『Business』『Ultimate』
    『WindowsXP Home』 →『HomeBasic』『HomePremium』『Business』
『Ultimate』

Q6.『WindowsXPのバックアップユーティリティとの互換性はありますか?』
A6.『現時点ではサポートはされていません』
 WindowsXPで使われていたバックアップユーティリティではデータのバックアップ
ファイルとして、拡張子『.bkf』を持つWindowsバックアップファイルを用いていま
した。重要なデータをWindowsXPから『Vista』へ移行させる場合は『Windows転送
ツール』を使うことを想定しているのか、上記のバックアップファイルはサポートし
ていないようです。ただ、マイクロソフトの方では何らかの復元する手段を今後用意
する予定であるみたいです。

 以上、代表的な導入時の疑問点をまとめてみました。『WindowsVista』の導入を考
えている方、新機能などもっと詳しいことを聞きたい方は弊社営業担当に一声かけて
みてください。私自身も年末ジャンボ宝くじの成績次第で新しいパソコンと新しい
Windowsの購入を検討しようと思っています♪

(NAO)