インターネットショップの前準備に知っていただきたいこと。
皆様こんにちは。メール開封率4%と言われる昨今。このメールを開いていただい
たことに感謝いたします。
今回はインターネットにおける商品販売ということでメールを書かせていただき
ます。
メニュー
1.なぜホームページを掲載しましたか?
2.残念ながら現在は出しただけでは儲からない時代
3.ホームページでの売上の公式
4.アクセス数がないと何も始まらない。
5.いまや、アクセス数も買う時代
6.下手糞なホームページだと結局誰も買ってくれない。(転換率)
7.もう一品を買わせる工夫(顧客単価)
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なぜホームページを掲載しましたか?
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皆様は既にホームページを持っているか思います。
「とりあえず」宣伝用などホームページの掲載企業も多く、持っていない企業は
無い位ですね。でも考えてみてください。
「なんのために掲載しましたか?」
1.とりあえず、掲載したかった
2.商品を販売したかった。
3.ライバル企業が掲載していたから。
4.新商品等を知っていただきたかった。
つまり基本は「宣伝」や「売上」に繋げるためのホームページですね。それでは
質問。
「そのホームページ。効果ありましたか?」
たぶん、答えられる方は少ないと思います。
企業の紹介などのホームページの場合は直接売上に繋がりませんので効果はわかり
づらいと思いますが、それでもホームページのアクセス数やどのページが一番見ら
れているか等は調査することが出来ますね。
そこで、売れるサイトのサイクルとは?を図解いたしました。
┌──┐ ┌──┐ ┌──┐ ┌──┐
│集客│ → │分析│ → │対応│ → │集客│・・・
└──┘ └──┘ └──┘ └──┘
必ず、分析をしなければ対応ができません。では、なぜ売れないのか?一つ例を
あげてみたいと思います。
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●アクセスがあり、買い物カゴまでいっているのに!?
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アクセス数は十分あるのに売上が繋がらない。ホームページのデザインが悪いの
だろうか?それとも内容が乏しいのだろうか?
アクセス解析を行うと実は買い物カゴまではお客様は見てくれているようです。
何かがおかしい。
答えは【送料表示】だったのです。通常ページには送料の表示がなく買い物カゴの
最後に「送料は1,050円です」といきなり表示されるのです。
折角商品を購入しようと思ったのに、「最後の最後でまたお金を取られる感覚」。
この部分が「最後の購入確定ボタン」を押させない要因だったようです。
その後、全てのページに送料の記述と他の商品との組み合わせの場合の送料の記述
などを追加し、アクセス数に対する売上が着いてきたという事です。
ちょっとしたことの工夫で売上が伸びるんです。しかし、そのための解析は必ず行
わなければなりません。
解析を行わなければ「なんで売れないのだろうネェ」といつまでも待つだけになっ
てしまいます。今の世の中待つだけで売れるわけ無いですよね。バブル期でもなく
、ましてインターネット創成期でもないのですから。
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残念ながら現在は出しただけでは儲からない時代
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その昔「ホームページさえ出せば儲かる」という時代がありました。結局はライ
バルも少なく、その時掴んだお客様が芋づる式に増えて現在年商数億というところ
もあります。
少々インターネットとマーケッティングについて歴史を簡単に
【1995年ごろ】
インターネットの先駆けで自社ホームページを立ち上げたところは「早すぎ」と
いう事でしょうか。まだ、世の中にインターネットが広まったばかりで「インタ
ーネットで注文しても届かないのでは?」という風潮も手伝って、注文し辛いといっ
た所でしょうか?ただし、企業宣伝のホームページは作っただけでネタになったの
もこの時代です。
【1999年ごろ】
楽天などのショッピングモールが登場し、インターネットでの買い物に対して安心
感というものが出てきました。この頃にホームページを出すと、それこそ「掲載す
るだけで売れる」感じです。あまりにもお粗末なホームページだと確かに売れませ
んが・・。
【現在】
インターネットでの買い物は日常化しています。
北海道の特産品をインターネットで全国どこからでも買うことができる状況です。
企業としては売り先を「北海道」にとどまらず「全国」に向けて顧客を増やす状況
は整っております。
本なんかもインターネットで購入です。
ただし、その分ライバルも増加しています。「つくっただけ」のホームページでは
見向きもされません。これからはなおさら、ホームページの質やメールの対応など
が重要となってきます。
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ホームページでの売上の公式
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ホームページ上での販売において「売上の公式」というのがありまして、いや決し
て「売れる公式」じゃないですよ!そんなのがあれば誰でもお金持ちです。
売上 = アクセス数 × 転換率 × 客単価
アクセス数→ページを見ていただいた人の人数。
転換率 →お客様がそのページを見て購入する率。良いところで4~5%。
客単価 →お客様の購入単価。ワイン系だと5,000円ぐらいですが、モチロン
商品によります。
みたら、当たり前!といわれそうですが・・・。
例えば月の数字でいってみましょう。
売れている企業の場合(あるカニ卸シップ)
アクセス数 1,000,000 × 転換率 4% ×客単価 5000円
おのずと売上は200,000,000 2億!?・・。でも騙されちゃいけません。
最初のうちはだいたいこのぐらいだと思います。
アクセス数 900(1日30アクセス) × 転換率 0.8% ×客単価 3000円
月21,600円・・。なにもしないとコレが現実です。こんなんじゃ個人でも生活は
厳しいですね。
それでは「アクセス数」のご説明です。
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アクセス数がないと何も始まらない。
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何は無くともアクセス数です。このアクセス数を増やすために企業は常日頃努力を
しているのです。え?何もしていない?多分そのホームページは今後も見られる事
も無く、売れることも無いでしょう。
また、情報を提供しようにもお客様に見ていただける事はないでしょう。
「このアクセス数を増やすため」というタイトルで行くと本何十冊分の文章にな
ります。簡単に「うちの会社のアクセス数増やしてよぉー」なんて言わないでくだ
さい。
今回は簡単に説明させていただきますが、他の企業はこの対策のためにお金を使
い頑張っているのです。
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検索エンジンを知っていますか?
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よく皆様はYahoo(http://www.yahoo.co.jp)やGoogle(http://www.google.co.jp)に
てキーワード検索を行っていますね。
「いや、私はMSNだ」(http://www.msn.co.jp/home.armx)なんて方もいらっしゃる
かと思います。
実は通常インターネットでサイトを探すときは85%の確率で検索エンジンから入
り使用しているのです。たとえば北海道のイクラを食べたいときは
北海道 いくら
と、検索キーワードにいれるのです。そして、2ページ目までしか見られない確率は
65%と言われています。つまり、言い過ぎの感もありますが
「検索エンジンで2ページ目までに出てこないと存在しないも同じ」
ということになります。折角一生懸命作ったホームページが日の目を見ないのです。
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SEO対策って?
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検索エンジンで「SEO」と入力すると、ものすごくヒットするのがお解かりいただ
けると思います。「またコンピュータ屋の横文字か!」と怒らないでください。ご
説明いたします。
SEO (さーち・えんじん・おぷてぃまいぜーしょん)
検索エンジンの最適化とは、言葉は悪いですが、つまり検索エンジンの1ページに
如何にのせるか?!ということです。これは技術的なことも多少なりともあります
が、あるツールを使って「どのキーワードが一番世の中の人に検索されているか」
を活用することが、重要な点の一つとなります。
例えば最近本州ではジンギスカンブームなのでお肉関連を調べてみましょう。
2005年6月の統計です。
左は「Yahooで入力されたキーワード」右は6月のキーワード件数です。
「ジンギスカン」関連
ジンギスカン → 77690件
ジンギスカン 料理 → 5711件
ジンギスカン 鍋 → 5281件
松尾 ジンギスカン → 4832件
ジンギスカン 東京 → 4613件
ジンギスカン 大阪 → 3524件
ジンギスカン 歌詞 → 2706件
「ラム」関連
ラム → 13065件
ラム 肉 → 6165件
アグネス ラム → 4574件
「マトン」関連
マトン → 2369件
ラム マトン → 321件
マトン 肉 → 157件
「へー。やっぱりジンギスカンって人気あるんだねぇ」
今回はそのようなコトを言いたいのでありません。世の中の人がこういったキーワ
ードで検索をするということなので、ジンギスカンの商品のホームページにはこの
キーワードを盛り込むのです。
例えば・・(下手な文章ですがニュアンスは判ってください!)
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【北海道発 ジンギスカン鍋セット】(良いかも知れない例)
北海道発のジンギスカンセットの登場です。最近、東京はもとより名古屋、大阪
、福岡と日本全国でジンギスカンブーム!!
道産子はみんな「ジン・ジン・ジンギスカーーーン」なんて歌詞で唄いながら食
べるんですよ!?
【トッテモためになる知識】
マトンとラムの違い
・・・・・
通常価格5,800円のところ 250円
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その他、この全体の文章に対するキーワードの割合など色々テクニックはありま
すが、一応悪い例も書いておきます。
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【北海道発 ジンギスカン鍋セット】(悪い例)
ジンギスカンジンギスカンジンギスカンジンギスカンジンギスカンジンギスカン
ジンギスカンジンギスカンジンギスカンジンギスカンジンギスカンジンギスカン
ジンギスカンジンギスカンジンギスカンジンギスカンジンギスカンジンギスカン
通常価格5,800円のところ 250円
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キーワードだけを並べた、このようなサイトを見たことありますよね?
今現在、このようなホームページは検索エンジン上「ペナルティ」というものに該
当し、一切検索エンジンには載らないようになっています。
もし、このようなことを行っていたら・・。ご愁傷様です。
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いまや、アクセス数も買う時代
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SEOともう一つSEMについて一言。
SEMとは「検索エンジンマーケティング」のことです。
近頃では検索エンジンの利用度が高くなり、今やテレビや雑誌の広告と肩を並べる
ほどになってきているといわれています。インターネットという媒体が広告を載せ
る上で有効な媒体であるということは今や紛れもない事実といっても過言ではない
かもしれません。SEMには色々なタイプがあります。
有料ディレクトリー登録
yahooなどに代表される巨大検索サイトに有料で登録をする。巨大サイトのカテゴ
リに登録されるということは、例えば全国版のイエローページに大きな広告を出す
ような効果があると考えらます。
有料検索エンジン登録
ユーザーが任意のキーワードで検索した時に、広告主のサイトが検索結果の一部と
して上位表示されるか、または検索結果ページの脇に広告主のサイトが表示されま
す。
なんか文章が硬くなりましたが、検索エンジンにホームページの広告をのせよう!
ということです。
「え?ホームページ自体が広告じゃないの?」
すみません。その時代は既に終わっています。だって「見られない広告に金払って
どうするんですか?」これからはアクセス数をアップし、自社のサイトにひっぱっ
て企業を全国に知ってもらう時代です。
長々となりましたが、今回はここでおしまいです。
え?!
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下手糞なホームページだと結局誰も買ってくれない。(転換率)
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もう一品を買わせる工夫(顧客単価)
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はどうなった?と思われるでしょうが、また半年後の私のメールマガジンの順番が
回ってきたら、お話したいと思います。
ただ、インターネットのテクニックや流行というのは日々変化しています。「お前
あのときそういったじゃないか!」と言われるかもしれませんが現在は現在です。
実際、先ほどの「キーワード」のみのホームページも3ヶ月前まで有効でした。
(とにかく見た目は無視して・・。)
このようにアクセス数、転換率、客単価それぞれを上げていくと売上は自然と上
がっていきます。ただし「コレをすると直ぐに上がる」という特効薬的なものは存
在しません。インターネット販売は通常の店舗販売よりもリピーター率は若干高め
とも言われていますし、店舗と違って「一見さん」は少ないのです。
現在の状況を確認し、アクセス数を上げ、転換率も上昇させ、お客様に「もう一
個」を購入していただくようにがんばりましょう!!
今回の内容に関しては各担当か「竹本まで(takemoto@sc-ltd.co.jp)」お願いいた
します。
たぶん次回メールを待っていたらビジネスチャンスを逃すことになりますョ。