Windows2000・XPへのサービスパック導入のお勧め
近頃では、皆さんの職場やご自宅の端末で、Windows2000やXPを搭載したものが増えてきたと思います。2000やXPは従来のWindows9X系よりも安定していますが、「あの」マイクロソフト製品ですから、どうしてもバグやセキュリティの脆弱性の問題があります。これを放置しておくと、動作が不安定になったり、ウィルスが侵入しやすくなってしまいます。
バグの修正やセキュリティ強化の情報が出た際には、従来の「Windows Update」でインターネットを通して修正プログラムを個別にダウンロードできますが、この「サービスパック」には従来の修正(以前のサービスパックの内容も)がすべて入っており、さらに新機能の追加などもされています。
ちなみに、「サービスパック」が存在するのは、WindowsS2000とWindows XPだけです。Windows9X系は「Windows Update」でしか修正ファイルを手に入れられませんので、注意してください。
また、Windows2000とXPのサービスパックは別物です。間違わないように気をつけましょう。
「Windows Update」は便利ですが、回線の速度が遅い場合などでは数十メガのファイルをダウンロードしなければいけなく、結構大変です。このサービスパックはもちろんマイクロソフトのホームページからもダウンロードできますが、その容量は100メガを超えます。しかし、コンピュータ雑誌などの付録に無料でついてくるので、雑誌を買うついでにCDを手に入れることができます。
また、マイクロソフトに注文すれば、専用CDを送ってくれます(費用に1000円ちょっとかかりますが・・・)。雑誌のほうが、記事もあって安いのでお得デス。
現在お使いのパソコンに、どのサービスパックが当たっているかを調べる場合は、デスクトップ上の「マイコンピュータ」でマウスを「右クリック」して「プロパティ」を選んでください。「全般」というタブの中に、システム・使用者・コンピュータの説明が表示されています。サービスパックが導入されていた場合は「システム」欄にサービスパックのバージョンが表示されますので、確認してみてください。
つい最近も、Windows2000の「サービスパック3(SP3)」が発表されました。 このサービスパックでは、セキュリティの強化・互換性問題の修正等、修正内容も多岐に渡っています。詳細については、
http://www.microsoft.com/japan/windows2000/downloads/servicepacks/sp3/default.asp
を、参考にしてください。
サービスパックの導入方法は、実行プログラムをダブルクリックするだけの簡単なものなので、誰でも楽々インストールできます。
WindowsXPは最新のOSであり、従来の9x系と比べれば格段に安定しています・・・が、最近かなり問題のあるセキュリティ関係の脆弱性が発見されてしまいました。しかし心配ありません。XPにもサービスパックがあります。
WindowsXP初のサービスパック(SP1)ですが、こちらは本国(アメリカ)では既に公開されましたが、日本ではまだリリースされていません(9/14現在)。どうしても必要な方は海外から手に入れることもできますが・・・不具合がおきたら怖いので、素直に私と一緒に日本語版の発表まで待ちましょう。
9月中には、日本語版のサービスパックも発表され、月末や月初発売の雑誌にも付録として付くと思いますので・・・。
このように、サービスパックの導入によってシステムの安定度とセキュリティの向上をはかれますので、職場・ご自宅の端末にサービスパックが入ってるかどうかを確認してみてはいかがでしょうか?
サービスパックのCDは当社にもありますので、「興味を持ったけど、何をすればいいのか、いまいち、よくわからない」と思った方は、担当営業にお気軽にお声をかけてください。親切丁寧にお答えします。
しかし、サービスパックはそう頻繁には出ません。「Windows Update」を使ってこまめにシステムをアップデートすることが、システム安定化とセキュリティ強化に向けていちばん大切なことですので、気が付いたときにUpdateを行ってくださいね。
(R.K)