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ニュース とあるオヤジの回想「ああ、わが青春の人工知能」・・・・それは夢か妄想か?

11月 01

今年、映画「AI」が公開されましたが、みなさんはご覧になりましたか?
あ、いえいえ、私は映画会社の回し者でも、スピルバーク・フリークでもありません
。今から20年程昔に自分がこの分野に興味を持ち、少し勉強したことを思い出した
のです。
そんな訳(?)で今回はAIについてのとりとめないお話・・・

そもそも最初、「AI(人工知能)というものはコンピュータ(ハードウェア)の性
能が向上さえすれば自然に出来上がるものだろう」、というのが一般的な考え方だっ
たようです。いま考えれば実にとんでもない話ですが、その頃、発達したコンピュー
タは人格を持っているものだ、コンピュータが自発的に思考するものだ、という風に
相場は決まっていて、SF小説なんかでもたいていの場合はコンピュータ(ロボット
)が人間の良きアドバイザーになっています。あのプログラムを人手で作成する事な
ど、誰も思いもしなかったのではないでしょうか?

その後(私の若かりし頃には)、人工知能の研究が盛んに行われ始めた事もあり、さ
すがにそういった「機械まかせでなんとかなるさ」的な発想はなくなっていました。
しかし今度は逆に、エンジニアは自分たちの作成する「高度な」プログラムこそが人
工知能を生み出すという事に、なんの疑問も抱いていませんでしたし、人間の思考順
序を忠実に再現できさえすれば、それをプログラミングできさえすれば、それこそが
まさに人工知能であると思っていたのです。

その論拠の一つとして「チューリング・テスト」という「仮想実験」が考えられまし
た。これはカーテンの向こうにいる「何物か」に知性があるかどうかをテストし、合
格したものはロボットであろうがなんであろうが知性体として、認めるというもので
した。知性とは本来関係の無い「外見」と「言語」をテスト基準から外したこの理論
は非常に説得力があり、このテストに合格するようなコンピュータならばなんとか作
成できそうな気さえしていました。もちろん私以外の優秀な方々によって、ですが・
・・・

そして現代。AIに対する認識やアプローチも随分とサマ変わりしたようです。
すさまじい進歩を遂げているバイオテクノロジーやクローン技術の研究によって、人
間の感情ひとつとっても、いろいろな種類の信号(脳内のシナプスや、アドレナリン
血流など)伝達が関係しているという事もわかってきています。ということは感情の
表現を模倣しようとすると、全く同じ発生メカニズムを「人工的」に作成しなくては
なりません。もしかしたら高度に進んだ人工知能はクローン技術と全く区別がつかな
い(あるいは融合する)ものなのかもしれませんね。

でもここで疑問です。仮に飛躍的な技術の進歩があったとして、出来上がったものは
「自然に産まれたもの」と全く区別がつかない状態になるのです。そのときに産まれ
た「人工知能」はどんな存在意義をもつのでしょうね?産まれた瞬間から私たち人間
と全く同じ状態になるのですから・・・私にはそんな最終スイッチは押せません。私
がその「人工知能」の親になってしまうのです。そしてその人生(?)の全責任を持
つことに・・・・

結局、なんの為の人工知能か、という研究自体の存在意義が問われだしているような
気がします。バイオテクノロジーやクローン技術とともに、生命の尊厳とは何かを考
えながら・・
(すっかり重たい内容になってしまった。なんのホームページでしたっけ?)

しかしロマンは私にとって永遠に追い求めていたい、というのも正直な感想です。
21世紀を迎えたら必ずそこには、動く歩道(空港にあるような短い距離のでは無く
都市と都市を結ぶもの)とエア・カー(ホバークラフトのような無骨な大型船では無
く、小型車に取って代わるスマートな)、テレビ電話(コマ落ちする小さな動画なん
て見たくない)と鉄腕アトム(アイボ?先行者??あんまりだ)が居なくてはなりま
せん。

研究者がんばれ!技術者まけるな!!SF作家責任とれ!!!

ああ、みなさんの寝息が聞こえてきました・・・・・そろそろ私も筆を置きます。
今夜は手塚治虫先生の夢でも見るとします・・・・

あ! し、しまった!! まだ「AI」見ないうちに上映終わってしまったぁ~
(井関)

「誰にでも出来る、セキュリティ対策」-セキュリティって なぁに?-

10月 01

今月のニュースは、最近よく耳にする「セキュリティ」について、【誰でもお手軽
簡単に!】を合言葉にお送りしたいと思います。

 今年に入ってぐらいからセキュリティに関するニュースが毎日のように流れるよう
になってきました。つい最近も新種のコンピュータウイルス「Nimda」が強力な
感染力で被害を拡大させ話題を集めていました。
しかし、世間で「危険!危険!」といわれていても、実際にひどい被害にあっている
人がまだ少ないせいなのか、私のようにウイルスやハッキングされることなどは「自
分とは無関係の世界でおきていること・・・・。」「私は多分大丈夫。」などと妙な
自信をもっているためなのか、セキュリティ対策をきちんと行っている人は以外と少
ないように思われます。パソコン自体は仕事やプライベートでかなり使っている人で
も、セキュリティ対策はよくわからないという人が少なくありません。事実、私なぞ
はつい最近まで、2年くらい前に更新したっきりのウイルス・ソフトを使用していて
、怖い先輩にお叱りをうけ最新のウイルスソフトを導入してみたら、過去の遺物のよ
うなウイルスが検出されたという有様でして。。。

 そこでここでは詳しいことが分からなくても簡単に!お金をかけなくても今すぐに
!できるお手軽なセキュリティチェックの方法を、他力本願ではありますがご紹介し
たいと思います。「めんどくさい」などとは言わず是非これを機会に試してみてくだ
さい。備えあれば憂い無し!!
と、その前に、上記で紹介したウイルス「Nimda」への対策からご紹介します。
「そんなのとっくに終らせた。」という方は、飛ばして読んでいただいてかまいませ
ん。

その壱 InternetExplorerおよびIIS4.0/5.0にセキュリティパッチを適用する。
その弐 InternetExplorerのバージョンが5.5までになっていなければ、5.5もしく
は6へアップデートする
※いずれもMicrosoftのホームページから無料でダウンロードできます。
その参 「readme.exe」を実行しない
その四 ホームページを閲覧中、「readme.exe」のダウンロードを促されても実行
    しない
その五 ウイルスソフトをもっていたら最新のものにアップデートする
その六 あやしい添付ファイルは不用意にひらかない

これらの対策をとればまず大丈夫です。もしも既に感染してしまった場合は、シマン
テック、トレンドマイクロ社などが提供している無償のNimda駆除ツールを利用
すれば大丈夫です。
でも、世の中には悪い人というのはいるもので、トレンドマイクロ社やセキュリティ
関連団体を偽造し、このNimda駆除ツールと偽ったハッキングツールを潜ませた
添付ファイルを送りつけてくる輩もいるということですので、「FIX_NIMDA.exe」と
いう添付ファイルが送られてきたらすぐに削除してください。実行せずに削除したら
危険なことには及びません。
※「FIX_NIMDA.exe」はトレンドマイクロ社で提供している駆除ツールを偽装したも
 ので、駆除ツールの旧バージョン名と同じ名前となっていますので、注意が必要で
 す。(最新バージョンは「FIX_NIMDA.COM」です)区別がつかない場合は削除し、
 最新バージョンをダウンロードすれば安全です。

 次にご紹介するのは、Nimdaに限らず簡単にできるセキュリティチェックです

・オンライン・セキュリティチェック(シマンテック社)
http://www.symantec.com/region/jp/securitycheck/
 ここではオンラインセキュリティ脅威に対するコンピュータ開示度とウイルス感染
を調査することが出来ます。セキュリティホールやウイルス感染が検出された場合
は、どのアプリケーションを使って対応すればいいかまで丁寧に教えてくれます。

・ウイルスバスターオンラインスキャン(トレンドマイクロ社)
http://www.trendmicro.co.jp/hcall/scan.htm
 オンラインでウイルス検索をすることができます。

・ホームユーザー向けセキュリティ早わかりガイド(マイクロソフト社)
http://microsoft.com/japan/enable/products/security/
Windows98/Meを対象としてセキュリティ対策を教えてくれます。

・ダイヤルQ2チェックプログラム(NTT東日本)
http://www.ntt-east.co.jp/q2
 インターネットの接続時のダイヤルアップ番号が「0990」で始まる場合、画面にダ
イヤルQ2で接続されることを告知してくれるプログラムをダウンロードできます
 私の友人が先日アダルトサイトをみにいった際に、勝手にダイヤルアップの接続先
がダイヤルQ2に変更されてしまい、恥ずかしいやら悲しいやらで随分愚痴ってい
 ましたが、このプログラムをインストールしておけば安心してアダルトサイトを閲
 覧できます。。。。

以上、色々とセキュリティサイトをご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。悲
しいことに悪い人は日々増えつづけ、進歩しています。純真無垢で純情そのものの私
達も、常に最新のウイルス対策で応じていかなければならない世の中です。

これを機会にちょっとでも対策を講じてみようと思っていただければ幸いです。
(Youko)

ドメインって何ですか?

9月 10

まずは、ドメインというものについて説明させていただきます。

ドメインって何だ?と思う方も多いと思いますが、皆さんはホームページを閲覧する時にそのHPの名前を入力しますよね?IE(インターメット・エクスプローラーのことですよ)のツールバーの下に表示される「www.yahoo.co.jp 等が有名ですね。” target=”_blank”>http://www~」という部分です。実はあれこそがドメイン名なのです。身近な例としては、「YAHOO!JAPAN」の www.yahoo.co.jp 等が有名ですね。

本来インターネットの世界では、すべてのHPはIP(インターネット・プロトコルの略称ですよ)アドレスという12桁までの数字(例:230.165.49.7)で管理されています。IPアドレスというのは、ホームページのアドレス(住所)なのです。しかしこれは人間にとっては非常に覚えづらく使いづらいために、各IPアドレスに対応した個別の名前をつけてサーバー上で相互に変換しています。

たとえば当社のHPは www.sc-ltd.co.jp(ドメイン名)、 210.145.47.237(IPアドレス)のどちらを入力しても表示されます。

サーバー側で

ドメイン名 → IPアドレス

ドメイン名 ← IPアドレス に変換しているからです。

ご自分でホームページを開いている方はご存知かと思いますが、普通はドメイン名の部分は「ISPのドメイン名」+「自分のドメイン名」(例:「 www.so-net.ne.jp 」 + 「 /scl/index.htm 」→ www.so-net.ne.jp/scl/index.htm )となります。

個人で使用する場合はこれで全く問題ありませんが、やはり企業のHPは「~.com」や「~.co.jp」等の独自ドメインの方が覚えやすいし、企業への信頼感も増し、それにカッコイイです。ステイタスという奴です。

このドメイン名もIPアドレスも、世界に一つしか存在しません。同じドメイン名を複数のユーザーが所持することはできないのです。ドメイン名は好きなものを自由に使えるわけではなく、重複しないように管理している団体が存在します。日本の場合はJPNIC(日本ネットワーク・インフォメーション・センター)が管理していますので、通常はこちらにドメイン取得の申請をします。

ドメインの取得は基本的に早いもの勝ちなので、自分の欲しいアドレスが既に他人に使用されている場合もあります。独自ドメインが欲しい場合は、早めに申し込むのが吉です。

IPアドレスも重要です。

通常のダイヤルアップ接続によるインターネットの場合、IPアドレスは繋ぐたびに変化します。これは、プロバイダが自動的に空いているアドレスを順に割り当てるからです。

しかし、IPアドレスが変動してしまってはIPアドレスと対の存在である筈のドメイン名との関連性が取れません。

そこで、固定IP型常時接続の契約が必要になります。電話業者との契約内容によって使用できるIPアドレスの数が違いますが、通常は8~16個のアドレスが固定で割り当てられます。IPアドレスもJPNICによって管理されていますので、ここで割り振られるアドレスもJPNICから割り振られたものになります。

自社のホームページを持つ場合、普通は独自にドメイン名を取得し、自社にサーバーを置きます。しかし、これは結構コストのかかる業務です。

例をあげてみましょう

◆独自ドメインを取得する必要がある。

(JPNICにドメイン使用料を支払わなければいけません)

◆自社サーバーを持つ必要がある。

(できればバックアップサーバーも必要です)

◆回線は常時接続回線でなければいけません。

  (固定IP型の契約が必要です)

 ◆セキュリティ問題

 (インターネット上にはハッキングやウィルス等の悪意に満ちた行為が存在します。

これらから自社サーバーを防御しなければならないのです)

 ◆管理者の育成が必要

  (上記の件も含めて、ネットワークを管理できる人材を育成しなければなりません)

ざっと上げただけでも、結構大変そうですね。

特にネットワーク管理者の育成については、本来の業務とは異なった仕事をする必要があり、会社全体の業務効率が落ちてしまう場合もあります。

実際問題としても、なかなかこの業務に人員を割くことは難しいと思います。

そこで登場するのが「バーチャル・ドメイン」(ちなみにバーチャルという言葉は架空のという英語だそうです)という技術です。

通常1つのドメインには最低1台のサーバーがあります。 言い方を変えますと、1台のサーバーには 1個のドメイン名がついています。

旧来、1ドメインには専用のサーバーを置いて運用していました。専用のサーバーを持つことは大きなトラフィックのかかる大企業のページ等では大切なことですが、一般企業の通常のHP公開やメールサーバーとしての運用だけを考えると、そこまでの設備を複数個もつメリットはあまり無く、リソースの無駄になります。

バーチャル・ドメインとは、1台のサーバーに複数のドメイン名を 割り振った環境を指します。
 つまり、複数のIPアドレスが1台のサーバーを指している事になります。
それぞれのIPアドレスは固有の名称(ドメイン名)を持ち、一見関係のない 別個のWWWサーバーにアクセスしたように見えるのですが、最終的には同じNET(回線のライン)に集まり、そして同じマシンに吸い込まれているのです。
 最終的に同じWWWプログラムで処理されますが、そのWWWプログラムが、どのIPアドレスへの要求かを判別し、そのつど読み出すべきHTMLの入っているデイレクトリを判断して変えているのです。

このように1台のサーバーで複数のドメインを管理できることによって、サーバー維持費等の経費を削減することができ、その結果ホスティングサービスの価格を低く抑えることができます。

現在、当社でもバーチャルドメインによるお客様へのレンタルサーバー事業の準備を進めています。サービス開始の暁には、独自のホームページやメールサーバーを持ちたかったが社内に管理者がいなかったり、サーバーや回線を用意するのに躊躇していらしたのなら、この際に導入を検討してみてはいかがでしょうか?

 以上、まずは、基本中の基本であるドメインのお話でした。

(RK)

「好きこそ物の上手なれ」と先人はいいました

8月 01

今回は、弊社のウェブマスターの体験談をニュースにしました。弊社にもこんな人間
もいるという意味で、楽しんでください。
副題は、「好きこそ物の上手なれ」と先人は言いました。

–またまたインターネットのお話です–
 弊社「ソフトウェア・コンサルタンツ」はインターネットサーバーなるものを立ち
上げてどのぐらいたったのでしょう。
私は立ち上げから今まで、可愛いインターネットサーバーを育ててきた人間として「
もうそろそろ文章にしてもよいかな?」と、これまでの2回のニュースでもインター
ネットの話があったのにかかわらず、今回もまたインターネットの話ということで進
めていきます。

–「好きこそ物の上手なれ」と先人はいいました–
 まぁ私も男です。女性の裸には興味があります。あれはウィンドウズ95が出た年で
すからそのまま1995年ですね。
それまでの通信といえば、文字だけの「文章を読むもの」だけで、別に興味がそそら
れる情報は何もありません。そこにやってきたのが「インターネット」という単語と
Windows95の地球のアイコンでした。
雑誌を見ながらプロバイダに登録。つないで見ると、何とキレイな画像が出てくるで
は有りませんか・・。そして「検索」というインターネットの世界の目次のようなペ
ージもあるではないですか。入力する単語はもちろん男性なら・・「政治について」
 いやー出てくるものです。このときほど英語の勉強をしようと思ったことは無かっ
たと思います。さすが若かっただけあってインターネットの時間はご飯の時間よりも
優先となりました。

–「好きなものだけど飽きてくる」–
 しばらくインターネットの世界を堪能した後、見るだけでは飽きてくるのも早いも
のです。
このころからインターネット対戦のゲームを始めるわけです。世間的には「最近の若
いモンは人と合ったときの会話ができない」などといわれます。
その若いモンが私でした。実際あったことのある友人に加え、実際にあったことの無
い九州の方と夜な夜なチャットを行っていました。
 ゲームをしだすと「自己顕示欲」というものが出てきます。政治なんかに興味があ
れば選挙に立候補すればよいのでしょうが...
その自己顕示欲のためか、仕事柄というか「あぁ、ホームページでも立ち上げてみた
いなぁ」という興味が沸いてしまいました。そのときはそのインターネットの世界は
「魔界」とはしらずに・・。
それから「自分の顕示欲」のため猛勉強です。
1.かっこいいCOOLなホームページ
2.見やすいホームページ
3.(自分が飽きても)飽きがこないホームページ
4.もてそうで、女の子なんかからメールがきそうなホームページ
を、作れるよう努力してきました。画像の動かし方、掲示板を入力するためのプログ
ラムなどなど血の滲むような勉強を。

–「お金が無い!?」–
 やはり、コンピュータ会社の社員。自分の給料はなるべく使いたくありません。た
だしそこはコンピュータ会社の特典を生かしインターネットの使い放題のため上司を
説得しなければいけません。
「部長!これからはインターネットの時代です!」
「部長!インターネットのサーバーを立ち上げ会社の宣伝をしなければなりません」
「部長!メールアドレスも自社ドメインと言うものを使えば作り放題ですよ」
「部長!これからはWebで販売管理を入力し、弊社でプログラム、データの管理を行う
時代ですよ」
「部長!自分のところにプログラムがあるということはメンテナンスがすぐできると
いうことですよ」
「部長!エロ画像見放題ですヨ」
「部長!・・・」
私の上司、部長は落ちました。どの説得で落ちたのは定かでは有りません。

–「おまえ、なに言ってるんだ?」–
さて専用回線というものが会社にやってきました。それまで「ダイアルアップ接続」
という、まずは電話のアクセスポイントに電話をかけてインターネットを行うものだ
ったのですが、今回は「専用線」の導入です。では何が専用線なのでしょう?
受話器は有りません。モデムと違って「ルーター」という新しい機械が必要です。
 そりゃぁ勉強しました顕示欲・性欲の偉大さを感じながら。
いままで、弊社は皆様の企業と同じく、社内に数台のパソコンがありましてネットワ
ーク(LANと呼ばれるもの)を組んでサーバー機に「TA(ターミナルアダプター)」
(ISDN用のモ
デム)をつけ、誰かが「俺はインターネットを見たいぞ!!」という信号をサーバーに
送ると、サーバーは「しゃねーな。インターネットにつないでやるよ、ただし仕事中
なんだから遊ぶなよ、しかも通常料金だ。」と言いながらインターネットにつない
くれます。
それが専用線になると「おぉ、月々3万円ぐらい払ってんだからいっぱい見とけよ!
ただし上司に見つからんようにな」と言って繋いでくれます。
(と言うことはありませんが、変なところを見に行きますと会社に怪しい請求書がき
ます。人生を変えちゃいます。)
で、ルーターの設定です。
後ろから部長さんの「おめーが、やりてーって言ったんだから設定は最後までやれよ
ー」という励ましの視線を受けながらルーターの設定です。
「スィッチオン!!」>「ピカピカ」>「ピカピカ」>「ピカピカ」・・・・。
説明書には「点滅が止まると書いてあるのに・・」初めての経験はいつでもどきどき
です。早速温和な口調でルーターのメーカに電話。
「あの・・。買ったばっかりなんですけど点滅が・・。」
「あ、不良品ですね」
「え?」
「あ、不良品ですね」
「・・・」
1日目は以上で終わりました。部長さんのハゲ増しの視線を受けながら・・。

–疾風のように猿のように–
ルーターの設定が終わり、社員は心置きなくインターネットを行います。メールを行
う社長。製品の価格を調査する社員。わからないことを調べる上司。アンダーグラウ
ンドなホームページを探し悪いことを覚える私(査定大暴落)。

–母の言葉–
 私の母は子供に対し放任主義をとっていたと思われます。ただよく言う言葉は「世
間様に対し悪いことしちゃいけないよ自分に降りかかってくるんだから」でした。
その言葉をうけ、人様のサーバーには悪いことはしないように心に決め、悪いことが
できる「自分の会社のサーバー」を作り始めました。
 世間一般的には「ウィンドウズエヌティーとかウィンドウズ2000」などがよく聞か
れる単語ですが反主流派の私が取った道は、「リナックス」というOSです。このとき
は「リナックス」という単語はしっていましたが見たことは無い、設定したこと無い
どこで手に入れるかわからないといった程度の無知ぶりです。選んだ理由は「かっこ
よさそうだったから」「ただだから」とか
「今なにやってんの?」
「リナックスさ」
「すごいねー、何だかしらんけど。」と言われたかったから。

–ただより高いものは無い–
 よく「リナックス」はただ!!という言葉を聞きます。私もそう思っていました。た
だし「ただ」なのは「それなりに使いこなせる人」にとってはただなのです。結局、
売っている「リナックス」代と書籍なんかを購入して数万円の出費となりました。多
分、社長からは「作業時間単価」という言葉も出てくると思われ戦々恐々ですが・・

–欲望への道1(Webサーバー)–
 結局、回線などインフラの整備が終わり社員達は早くなったインターネット回線で
ほくほく顔です。今まで本などで調べていた資料などもインターネットで検索を行
ようになりました。また、回線が常時接続ということもあり「1分に1回」も来ない
メール
をチェックするという人も出ました。いいのです。いいのです。私の欲望に比べ
れば・・。
 さて、もてたい、有名になりたい作戦の第一歩「自分のホームページを作る」です
。そして、そこらへんの「レンタル」なサーバーではなく「自分の」サーバーで(レ
ンタカーよりは自家用車ということで)立ち上げます。
 ただ単に「絵と文字」だけのホームページならワードとそこらへんのお絵かきツー
ルで十分です。ただし「It’s Cool」なページは難しい。そこでツールを使います。
その名は「フロントページ」。世の中には、広く知られている「ホームページビルダ
ー」というのも有りますが、これでは「俺はホームページビルダーを使えるゼ」とい
う自慢もできそうに無いので「マイクロソフトの」フロントページを使用しました。
 
 立ち上げている最初のうちは
「へー自分のサーバーをくんだのですねー」
「まぁね」
「すげー。自分のホームページがあるのですね」
「まぁね」
ホームページにはだんだん書くことがなくなってきて更新も止まってくると文章能力
の無い私。「小手先」の動くホームページにチャレンジいたします。
例えばマウスを持っていくと画像が変わったり
例えば「絵」がジグザグに動いてかっこよかったり
例えばクリックすると「相手のパソコンの情報を調べて」中身をフォーマットしたり
例えばクリックすると「ウイルス」を送り込んでみたり
※編集部注:うそです。そこまでは・・・。でもそういったページも世の中にはあり
ます。
次は、小心者の典型的なジャパニーズの私としては、他人(お客様も含めて)が自分の
ことをどう思っているのか反応を知りたいところ。
そこで掲示板というものを立ち上げました。
 友人は最初のうちは、楽しがって書き込みを行ってくるのですが、だんだんと薄っ
ぺらな人間関係しかない私としてはやはり書き込みがなくなってきます。
そこで阪神タイガースばりの勝利の方程式が適用されるわけで。
更新しない > 顧客飽きる > 書き込みがない > さびしいホームページ > 誰も来なく
なる > 誰も見なくなる > 誰も見なくなる >誰も見なくなる >誰も見なくなる >誰も
見なくなる > ・・・・。
一度逃げた魚は戻ってはこなくなります。覆水盆に帰らずともいいます。
ホームページは「作ることより継続すること」が重要というのがはっきり判ります。
そして「友人だって更新しなけりゃ飽きるのさ」ということも。

–欲望への道(メールサーバー)–
 最近は携帯電話とインターネットの普及のおかげで「メールアドレス」というもの
を持っているかと思います。みんな持っているためか「自分の欲しい」メールアドレ
スはなかなかもらえません。
 欲望への第二歩「好きなメールアドレス」作戦の開始です。そりゃ、人には自分の
名前と会社を覚えていただきたいわけなのですが,たとえば
「eroero@love.jp」というメールなら
「こいつだれだったっけ?」
ということになりかねません。
 居酒屋のお姉さんに覚えてもらうためにも「自分の名前@会社の名前」という名刺
が必要なのです。例えば momus-ero-bucho@sc-ltd.co.jp –> scl社のモーニング
娘が大好きなエロ・部長です。
という具合にね。すぐに覚えられちゃいます。皆さんも是非・・・。もてるかも。た
だし、会社に請求書が送られてきても涼しい顔ですごしてください。

–おしゃか様–
 孫悟空は自由自在に動き回っているつもりでもそこは釈迦の手の平。実は私も自由
に動き回っているつもりでも部長と社長の手の平なのでした。
 いつの日だったでしょう。何も無い机の上で鼻をほじりながら空を見上げていると
左肩をたたく上司がいました。私は「あぁ、私もついに・・」と思ったものですが予
想しない反応が・・。
「おい、その技術で仕事しろ」苦難の始まりです。部長は私に地獄の門を開いてくれ
たのです。

–「ひとりよがり」という名の地獄–
 そりゃー作りました。ほかの企業のホームページ。自分の力と査定を誇示するよう
な「開くまで3分もかかる」ものすごいテクニックを使ったページを。そりゃーだて
に遊んできたわけでは有りません。動きまくります。ピカピカもいっぱいします。
 「ボツ」
「え?なんと・・・」
「ボツ」
さすがにお客さんは3分も「企業のページ」を見るのを待ってくれないようです。お
客様は「テクニック」より「みやすさ」と「清潔感」なのですね。
教訓:見易さを重視にテクニックは山椒のように小粒でピリリと辛い程度に・・。

–インターネットの世界というものは–
 ホームページ作成は今まで「他の人に見てもらう」という考えが無かった私には難
しいものでした。ただ、この後のことを思えばこんなことは些細なことでしか有りま
せんでした。
 その名は「メールサーバー」
インターネットの世界について簡単にご案内いたしましょう。
プロバイダ:インターネットの世界の入り口(税関)です。通行税のようなお金が大体
徴収されます。「電話」というものを使ってプロバイダの入り口まで行くのでまたま
た「電話代」というものが徴収されます。弊社は専用線という「年間契約パス」のよ
うなものでつないでいます。
メールサーバー
送信サーバー(ポスト)と受信サーバー(郵便局)があります。大体ポストに入れておく
と郵便局まで自動的に運んでくれます。自分の家までは運んでくれません。私書箱が
用意されているようなもので一度税関を通って郵便局まで行く必要があります。ただ
し、「自分の家まで送ってくれる」iモードなどいうものもあります。ただではなく
お金を取られるらしいのですが・・。
ブラウザ・Web
 たいてい「インターネット」と言う単語を使うとこのブラウザを差すようですね。
そこは住宅街から繁華街そして風俗街など選り取りみどりです。ただ単なる自己紹介
やら企業紹介そして「つないだ記憶が無いどこか知らないアフリカへの通話代」など
「ぼったくりバー」のようなホームページもあります。自分の身は自分で守るしか有
りません。まぁ私は「素足でハーレムに行くような人間ですが・・」

–そして地獄の門はヒラカレタ–
昔から地獄の門というものは偉い坊さんやら高僧が「呪文をかけた」お札なんかで封
印しているものです。まぁ、呪文を知っている人は出入り自由というというところが
「いまいちファジー」なところでは有りますが・・。
 つい最近まで(私の知識では)郵便局にはカギをかけることができて、ポストにはカ
ギをかけることができませんでした。
 ここからが問題です。「知らない人」が「弊社のポスト」を使っていろいろな人に
メールを送ることは可能でしょうか?実は「セキュリティ」の甘いところなら可能で
す。
 弊社ポストは「社内の人」のみOKという設定にしていました。社外からはだめです
よと・・・。

–アダムとイブとりんご–
 これじゃーねぇ。使えませんよねぇ。せっかく「自分の名前がついたアドレス」を
持っているのに自分の家で使えないなんて・・。自慢できないじゃない・・。まった
く・・。
どうせ会社のサーバー機なんて世の中にある数億台あるパソコンのうちのひとつだし
・・。
 馬鹿なアダムはセキュリティを掛けないまま、世界中にポストを開放しました。自
分の欲望のため、もてたいため・・。イブ・・まっててね。

— 蛇–
 数日間何事も無くアダムとイブはりんごをおいしそうに食べていたのですが・・。
きました。「スパムメール」という蛇(?)が。 スパムメールを説明するより何が起
こったかを説明しましょう。
先程「送信サーバー(ポスト)と受信サーバー(郵便局)があります。大体ポストに入れ
ておくと郵便局まで自動的に運んでくれます。」と書きました。アダムはポストの呪
を全世界に開放しました。その結果
呪文を知らなくてもポストにメールを突っ込み放題。(この時点で自分の正体を消す
ことができます。つまり「適当な」メールアドレスでよいのです。) そのポストは
「送信者」が誰であろうと、メールを郵便局に届けようとします。
ただし、正体不明の送信者はあて先を「選んで」送るでしょうか?答えは「ノン」
数百万というパターンの「適当な」アドレスを自動生成するプログラムを使って送り
込んできます。その数百万通または数千万通というメールがポストに流されるのです

サーバーはパンク寸前ハードディスクランプは「たすけてくれー」といわんばかりに
光り輝いています。かわいそうになった私は引導を渡してあげました。
「ブチ」
「ウィィィィン・・・」
「疲れただろう。お休みリナックス」
※ちなみにメールの情報には「どのポストから送られてきたのか?」という情報が入
ってます。
今回の事件の場合は最後のポストは「弊社」です。
 うわさによると、これ以上ひどくなった場合は、責任問題で「最後のポスト」が訴
えられるということも有るのらしいです。たぶん会社は私を出頭させることになるの
でしょうか・・?怖くて聞けません。

–アメリカ・オクラホマ州 vs 日本・札幌市中央区–
 自分のちょっとした欲望のためだったポストを通常どおり「社内専用」にしました

ただそれでも「1時間に1回チェックしにくる奴」がいます。
 追跡調査を行うと(目が血走ります。文句をいってやろうか・・・。)地域は・・。
なんと出所は「アメリカ・オクラホマ州・・・」英語がわからない私にとって敗北宣
言です。
PS.しばらくするとあきらめたのか、チェックもこなくなりました。

–二次災害–
オクラホマ州事件が終わり煙草を吹かしていると、またリナックスが悲鳴をあげてい
ます。答えは「送られなかったメールはポストに戻ってくる」のです。また何百万と
いうメールを「受けなければなりません」。今回、ログを見ていると「しらない埼玉
県の女性」からメールがありました。
中身を見ますと
こういったメールは迷惑です。もう送らないでください。
誓って言います。私では有りません。オクラホマ野郎の仕業です。

–地獄からの生還–
弊社ではこういった事件などがあり、現在にいたっています。現在は全て解決されて
いると言うことで上司を説得しています。また、新たなる敵が現れれば戦うまでです
(現在0勝1敗)。
がんばれ俺!負けるな俺。
希望があればこのような体験談の文章は続くかもしれません。また、一部真実とは違
う部分もあります。楽しんで読んでいただければ幸いです。そして筆者が誰かを想像
するのも止めましょう・・。(メーリングリストには実名がはっきりと残っていますがそれは
生き別れた兄でしょう・・・。)

-YT-

大切なデータを守るために

7月 01

パソコンが進化するにつれハードディスクの大容量化も急速に進み、ハードディス
クの空き容量を気にすることなくデータを保存することができるようになりました。
しかし、その反面パソコンやハードディスクが破損した際に受ける損害も大きいもの
になってしまいます。そこで今回は〝大切なデータを守るために〟をテーマにいくつ
かのツールやバックアップ方法をご紹介したいと思います。

1.コンピュータウイルスからデータを守る
 一昔前までは普通にパソコンを使用しているだけなら進入の心配も殆どなかったウ
 イルスもインターネットの普及により「身近なもの?」になってきました。
 
 先日私のところに友人から一通のメール、文章を読み終わった後に受信トレイを見
 ると同一の友人からもう一通のメールが、中には添付ファイルだけがポツンと、別
 に「ファイルを添付する」という内容のメールでもないのに何だろう?また何かふ
 ざけた内容のものでも送ってきたかと思いましたが、あまりにも添付ファイル名が
 不自然すぎると思い友人に確認したところ「ファイルの添付なんてしてないよ!」
 とのこと、もしかしてと思いウイルスチェックをしたところやっぱりウイルス。
 友人も感染していたことには気づいていませんでした。
 
 このように最近のウイルスは感染したパソコンのアドレス帳を使用してメールを勝
 手に送信し増殖するものも増えてきています。
 業者から受け取ったメールで感染したのならば文句を言って修復させることもでき
 ますが、これが得意先からの物となるとそうもいきません、やはり自分で防衛する
 のが一番確実で安全です。
 
 ウイルスチェックソフトも個人向けのもであればそんなに高価なものではありませ
 ん、是非導入を検討してみてはいかがでしょうか?
 「怪しいファイルは開かない!」という防御方法もありますが、先に紹介したよう
 に、あたかも知り合いが添付してきたかのように進入するウイルスです、「何だろ
 うと?」と思ってクリックしたら最後です。

 ノートンアンチウイルス2001
 詳細は URL = http://www.symantec.com/region/jp/products/nav2001/index.html

 ウイルスバスター2001
 詳細は URL = http://www.trendmicro.co.jp/homeuser/index.htm

 ※既に導入済みの方もワクチンのアップグレードはこまめに行ってください、ウイ
  ルスもワクチンも日々生まれています。

2.操作ミスでデータを消してしまった
 Windowsの登場によりドラッグandドロップで「ごみ箱」へ、またはファイルを選択
 して【Delete】キーで簡単にファイルを削除できるようになりました。
 「ごみ箱」から拾える状態ならば全然問題ありませんが、「ごみ箱」が一杯だった
 場合は「ごみ箱」に入らずそのまま消えてしまいます。また、たとえ「ごみ箱」が
 空っぽだったとしても、フロッピーディスクやMO、またネットワークを介しての
 他のコンピュータのファイルを削除した場合はそのまま消えてしまいます。
 
 そのような場合には諦める前に『FINAL DATA』というツールを試してみ
 てはいかがでしょうか?
 自分のハードディスクのデータならば復活できるツールは他にもありますが、この
 ツールは上記のようにフロッピーディスク、MO、ネットワークドライブで削除し
 た場合のデータも復活することができます。
 ただし、必ず復活を約束するツールではありませんのでご注意ください、復活でき
 ないデータもあります。
 また、削除後にパソコンを使用すればするほどそのデータの復旧率が下がって行き
 ますので、復旧をお考えの場合はこのツールを導入するまでパソコンを使用しない
 ようにしてください。

 FINAL DATA
 詳細は URL = http://www.finaldata.ne.jp/

3.何はともあれバックアップ
 上記のように、ウイルスに感染しパソコンが壊れたり、ファイルを削除してしまっ
 てデータが復旧できなかった場合に備えて、やはりバックアップは重要になってき
 ます。
 しかし最近のハードディスクは大容量で、その中に入っているデータをパソコンの
 外で保管するのにフロッピーディスクを使用したのでは、何百枚必要になるかわか
 りません。
 そこで、MOや最近流行りのCD-R、DVD等のバックアップメディアを考える
 のですが、いいものを購入しようとすると結局5~6万円ぐらいの出費になってし
 まいます。当然安いものもありますが、データの書き込み速度が遅かったり等、使
 い勝手がいまいちになります。「データを保存するためにだけに5~6万円の出費
 は….」と考えてしまう場合はあともう1~2万円追加して低価格パソコンをもう
 1台購入し、簡易LANを構築するという手段もあります。
 データの複製が他の場所にあればそれでバックアップになりますので、あえてバッ
 クアップ装置を購入しなくても大抵のことは対処できます。
 既にLANを構築している方は空き容量のあるパソコンにコピーをしておくことで
 とりあえずご自分のパソコンが壊れても重要なデータは別のパソコンにあるので一
 安心ということになります。

 結局データを守るためには〝バックアップを取る〟ことが、どんなツールにも負け
 ないもっとも〝確実〟な方法ということになりそうです。
                                           (Bakusuke)

インターネットの概念を塗り替えるブロードバンド常時接続の世界について

6月 01

今回は、今急激に進歩している、インターネット通信技術についてご紹介したいと
思います。
まずは、私事で恐縮ですが、自分のインターネット歴の中でのおはなしから。
先日ひさしぶりに実家に帰ってみると、定年退職した父から『札幌市で行っている無
料の【IT講習会】に参加してパソコンについて勉強してみようと思っている』と相
談を受けました。くわしく話を聞いてみるとインターネットでホームページを見たり
趣味の写真撮影を生かしたホームページを作成してみたい(たぶん個展のようなもの
をイメージしていたのだと思いますが)とのことでした。自分が実家で生活していた
時(5年も前のことですが)居間の電話から電話線を抜いて2階の自分の部屋に電話
線を延ばしてはインターネットを行ってることを父に説明しても理解してもらえなか
ったのに『インターネットをやってみたい!』と言われたときは正直驚きました。
自分自身、初めてインターネットを体験したのが今から5・6年前。そのころアナ
ログ回線で14400bps のモデムを使用して写真の多いページを見ようものならすべて
表示されるまで何分も待っていたのを憶えています。ここ数年のうちにインターネッ
トの技術はあらゆる面で進化の一途をたどりました。モデムやブラウザ性能の向上、
回線のデジタル化、さまざまなプラグイン機能の充実等々、しかしその一方、通信速
度の足並みがそろわずまた、閲覧しようとするページも重たくなってきているという
問題を抱えていたと思います。このような状況で、ようやくここにきて、飛躍的な通
信速度を実現した接続方法がクローズアップされてきました。その解決方法の一つが
『ブロードバンド常時接続』です。
『ブロードバンド常時接続』とは、直訳すると広域帯常時接続ということですが、
通信の回線の容量を広げたものと考えていただいて結構かと思います。現在、話題に
なっているものは、アナログモデム接続の数十倍、あるいはそれ以上の高速通信速度
があたりまえに提供される接続方式のことで、それにより従来の文字中心のインター
ネットからデータ容量の大きな動画や音声も抵抗なく一緒に扱えるような接続形態で
す。重いホームページでも瞬時に表示することができ、デジタルカメラで撮影した大
量の画像もメールで楽に送受信することが可能となるので、今までインターネットに
おいて感じてきた通信時間によるストレスが解消されることでしょう。また、サービ
スとしては、定額制の導入により電話料金を気にしないでインターネットを利用する
ことも可能となるので、好きな時間に好きなだけインターネットを楽しむことができ
ます。
今回はこのブロードバンド常時接続のなかでも『ADSL』について説明していき
たいと思います。
『ADSL』とは現在家庭に引かれている電話回線を使って高速データ通信を実現
する技術であり、通常のアナログ回線のままでパソコン通信と電話通話を同時に使用
することも可能なため、新たに回線を引く必要もなく低価格で快適なブロードバンド
常時接続が実現できる点が大きな魅力となっています。また、ADSLインターネッ
ト接続ならアップロード速度が約512kbps、ダウンロード速度にいたっては約1.5Mbps
以上のデータ通信速度が可能になるため大容量の動画や音楽のダウンロードにおいて
も効力を発揮するのは間違いないと思います。
例えば、5分間でダウンロード可能なデータ量を比較してみると
①アナログ56kbpsモデム:約2M
②ISDN:約2.3M
③ADSL:約56M となります。
ただ、サービスが始まったばかりなため利用できるエリアが限られていることや、
収容局からの距離によって速度が落ちる可能性があるなどといった欠点もあります。
気になるコスト面は、イニシャルコストはサービスにもよりますが大体2万円~3万
円、ランニングコストにいたっては月々5、000円台が相場となっています。
ADSLを導入する前に以下の内容を調べておけばスムーズに移行することが可能
でしょう。
Ⅰ)ADSLを利用する場所がサービス提供地域か?
→ADSLサービスを受けるためにはサービス提供地域であることが条件。
事業者やプロバイダのサイト、116で確認をお勧めします。
Ⅱ)電話回線の名義人とその住所は正しいか?
→正確な名義人とその住所を記入しなければ開通に時間がかかります。
わからない場合は116へ問い合わせてみましょう。
Ⅲ)NTTの電話局からADSL利用場所までの距離は?
→直線距離3~4kmがおよその目安。距離が長くなると影響を受けやすく
なります。
Ⅳ)現在ISDNを利用しているか?
→ISD回線ではADSLを利用できないためISDN回線しか引いて
いない場合はアナログ回線への切り替え、もしくはADSL専用回線を
新たに引く必要があります。
Ⅴ)ADSLにマイラインサービスの影響はあるのか?
→ADSLはダイアルアップ接続方式ではないのでマイライン選択による
影響はありません。
ブロードバンドならではのコンテンツとして①ライブ配信(スポーツ、コンサート
ニュースなどのリアルタイム配信)や②オンデマンド配信(サーバーに蓄積されたデ
ータをユーザーが選ぶ。映画、音楽などのダウンロードサービス、ゲームなど)など
インターネット放送や新しい配信サービスが続々登場している今日、私自身もいまま
でのISDN接続からADSLの導入を本格的に考えてみようと思っています。(N.H)

販売管理システムのデータを「超簡単に」ビックリ有効活用する方法について

5月 01

最近では格安パソコンもすっかり浸透し、会社でも担当者1人に1台の環境が整備しやすくなってきました。そんな中で、皆さんはパソコンをどのように活用されていますか?こんな質問をすると意外にも答えは、異口同音で「与えられたままの状態で使用しています。」なのです。
いくら安くなったとは言え、折角、会社のお金をかけて販売管理システムを導入し、日々あんなに苦労して売上伝票を入力しているにも関わらず、「請求書が発行されて便利だね」というだけで満足されている方が本当に多いのです。
たまに「いや私はエクセルでデータ分析しているよ」というお客様もいらっしゃるのですが、皆さん販売管理システムで出力される日報や月報の内容を再度、エクセルへ手入力してから分析を行っているというのが実態のようです。(かく言う私も、ほんの一寸前までは五十歩百歩の状況でしたが・・・・)
これでは、大変な手間と時間が掛かってしまい、結局は、リアルタイムでのデータ分析をするということは困難となります。
しかし、これだけパソコンがブームになり、インターネットをはじめとして誰もがパソコンを操作しているような風潮のなか、なんだか自分のやっていることは、テレビのあんなコマーシャルのように優雅ではないな、という疑問が湧いてきませんか?
今回、当社では「一旦、販売管理システムに入力したデータは、手間をかけずに社内においてとことん利用する」のが可能な技術を開発することに成功しました!
これは、既にモニターになっていただいたお客様に実際に使用していただき、ご意見等をお聞きしながらバージョンアップを数回繰り返した結果、今までパソコンをあまり使用していなかった社長様や営業の部長様方から、大変ご好評をいただけるまでの仕上がりとなっています。
そこで皆様方の社内でも定型の販売管理システム帳票だけではなく、またデータ入力のわずらわしさを感じることなく、ご自分の「本当に知りたい数字」を「簡単に」「今すぐ」ご覧になることが可能な、この新しいシステムを体験なさってみませんか?
この体験をしてみると、そのときこそ「あなたが本当にパソコンを道具として有効に利用している」ということが実感できるでしょう!
当社では、このデモンストレーションがすぐにおこなえるような、ノートパソコンでの実行環境を整備しておりますので、お声をかけていただければ、すぐに担当の者が、先の内容をご覧いただくために、御社へお伺いいたします。
是非、これを機会に「業務処理をおこなうパソコン」を「お金を生み出すパソコン」に変えてみては如何でしょうか。(井関)