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「ミニノートパソコン」について

11月 30

各メーカーから「小さく安い」ノートパソコンが出ています。4万円台から8万円台と
いったところでしょうか。

この「ミニノートパソコン」について自分なりに感じたことをお話ししていきたいと
思います。

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┃1┃自分にとってはどうか。
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まず「自分が買うか?」と考えると微妙なところです。会社には勿論パソコンはあり
ますし、自宅にもデスクトップとA4サイズのノートパソコンがあります。
自分にとってミニノートパソコンを使用するシチュエーションとして考えられるのは
「会社」「自宅」以外となるわけです。

車の中?運転中は危険ですね。なおさら使いどころがありません。JRで通っていた時
は常に立っていた記憶もありますし。

得意先、友人の家、出張先とかになるのでしょうか。得意先などはパソコンはあるの
で特に。
自分の場合は使いどころがないかもしれません。
シチュエーションではなく機能面から行ってみましょう。もちろん「ミニ」といって
普通のパソコンなのでいろいろなことができます。ワープロ、表計算、電子メール、
ホームページ。DVD鑑賞など。

鑑賞とする場合はミニノートは小さい分、外付けDVDなど拡張しなければなりませ
ん。DVDをUSBで付けるのであれば、普通のノートPCが良いかもしれません。ミニノ
ートを鞄にいれ音楽を聴くのはよいかもしれません。

画面ですが8.9インチ~10インチとなり、解像度は1024*600ピクセルが主流のようで
す。
自分としてはこの「600」ピクセルがちょいと曲者だったりします。

最近の解像度は1024*768が主流だと思うのですが、その解像度でシステムが構築され
ている場合、下の部分が切れています。

よって弊社の販売管理システムの場合は見えない場合もあります。(もちろん弊社の
販売管理はカスタマイズ対応ですので担当に確認をお願いします。既に対応していた
り修正できる場合があります。)
どこでも「ホームページ閲覧」や「電子メールの確認」など仕事は可能です。
CPUはやはり普通のA4などのサイズのノートPCより弱めでしょうか。価格相応です。
Vistaは少しきついかなーといった印象を受けます。
さぁ、だんだんとシチュエーションが決まってきたかもしれません。
パソコンの持ち運びが必要でA4などの重たいパソコンを持ち歩きたくない人。
なかなか、そういった使い方の人はいなかったりします。

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┃2┃場合によってとても使えます。
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が、しかし。先日面白いデモを行ってまいりました。ここでミニノートの可能性の1
つがありました。

特に目新しいものではないですがWebカメラとマイクを使ったインターネット電話で
す。

このデモはある日の社長からの意見で。

もうすぐマーケティングの大きい東京に出張所を作って社員を派遣するんだけど、電
話だけだとなかなか判断しづらいものがある。何か安くていいものはないだろうか?

判断しづらいというのはやはりお互いの顔をみて「こいつ元気ないなぁ」とかを知り
たいらしいのです。もちろん現場の状況も知りたいですが北海道から東京へすぐに飛
べるわけでもないですし、会議のたびに飛行機代をかけても時間とお金の無駄ですし
ね。
また、東京には事務所はなく、暫くは自宅が事務所でパソコンは持ち歩きたいとのこ
と。私が紹介したのはミニノートとWebカメラとSkypeの組み合わせ。
本格的なCADや伝票入力はこの大きさでは厳しいと思いますが、それは自宅のデスク
トップでやっていただいて、外出時はミニノートとWebカメラを持ち歩くのはどうで
しょうか?Webカメラ付きでももちろん良いと思います。

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┃3┃結局は欲しいのです。
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自分の家ではよく「日本最大!料理するならクックパッド (http://cookpad.com/)」
というサイトを利用して晩御飯などを考えるのですが、いくら無線LANとはいえキッ
チン近くまでA4の大きなノートPCはと思い、奥さんに購入させようと現在根回し中で
す。
特にノートパソコンは「画面」と「キータッチの感覚」が自分に合わないと好きにな
れなくなります。ぜひとも近くの電気店などで実際に大きさやキータッチなどを感じ
て発注は「弊社」へお願いいたします。

                                  (TAKE)

バーチャルな世界旅行へご案内

10月 31

日増しに秋も深まる中、みなさんどのように「夜長」をお過ごしですか?

 またまたGoogle社からとても興味深い技術(データ?)が発表されました。
 世界中に大きなインパクトを与えたGoogle Earthでしたが、今回の発表もさらに大
きな驚きを提供してくれます。

 発表された技術は「ストリートビュー」といいます。
 Google Earthでは衛星写真を用いて「神の視点」から地上を映し出していましたが
ストリートビューは車載カメラを用いて「人の視点」での、風景を楽しむことができ
ます。

 百聞は一見にしかず、以下ストリートビューを使用するまでの手順をご紹介いたし
ます。この技術がどれほどのものか、ぜひご覧ください。

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┃1┃ストリートビューを表示するまで
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 1.お手元のパソコンでインターネットエクスプローラ(IE)などのブラウザを
   立ち上げてください。
 2.検索サイトで「グーグルマップ」と検索するか、直接アドレスを入力します。
   (http://maps.google.co.jp)

 あれ?と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
 ここはGoogle社による無料の地図サイトです。
 マウス操作だけでも、世界中の地図をみることができます。
 しかし、今回の目的はこれではありません。

 3.マップの上側にある文字を入力する箇所(検索エンジンと同じ形式)に見たい
   場所や住所を入力します。
 4.手始めに「東京タワー」と入力し、「地図を検索」というボタンを押してくだ
   さい。
 5.左のウィンドに複数の候補が表示されます。一番上の「東京タワー」をクリッ
   クしてください。
 6.右ウィンドの地図の上に小窓が表示されましたね?その中にある「ストリート
   ビュー」をクリックしてください。
  (ここで注意ですが、ストリートビューという表示が小窓の外にもあります。こ
   れを押しても変化ありません)

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┃2┃ストリートビューが表示されなときは
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 もし、お使いのパソコンにAdobe社のFlashPlayerがインストールされていない場合
FlashPlayerをインストールする旨の表示がされます。
 インストール済みの方はこの手順が必要ありませんので、次の項まで読み飛ばして
ください。

 ・「最新版のFlasPlayerをダウンロードしてください」を押します。
 ・新しいウィンドが開きAdobe社のホームページへ自動で移動します。
 ・無償Googleツーツバーのチェックボックスをオフにしてから「今すぐインストー
  ル」を押します。
 ・セキュリティ警告画面が出た場合、「はい」を選択します。
 ・インストールが自動で開始します。1分くらいして画面の中が動きだせばインス
  トール完了です。
 ・いったん全てのウィンドを閉じ、改めて前項から操作を行ってください。

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┃3┃ストリートビューが表示されたら、ここから本番
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 小窓の中になにやら写真が表示されましたか?これは東京タワーの「足元」です。
以下、この小窓の中で操作を行います。

 最初は、すこし操作しやすいように「全画面表示」ボタンを押してください。

 次に左上にある、←や→(画面では少し湾曲して下を向いています)、+、-、を
押してみましょう。

 以下のボタンを押すことにより以下のような動作をします。

  ←:左を向きます
  →:右を向きます
  +:拡大します。(前へ移動はしていません)
  -:縮小します。(後ろへ移動はしていません)

 ←や→を押したとき、道路の真ん中に飛び出して思わず「あ!」と思った方いらっ
しゃいませんか?
 気の小さい私は、結構ドキドキしてしまいました。

 さて、いよいよ移動開始です。写真の道路の上に⇔が描かれていますね。これを押
してみてください。

  ⇔:移動します。

 ここで注意事項なのですが、移動方向と「顔の向き」は一致しなくても操作が可能
です。
 でも気持ちよく移動したい場合は、←や→で「顔の向き」を変えてから、⇔を使用
して前にお進みください。
 方向があっていないと「カニ歩き」や「あとずさり」になります。これはこれで結
構楽しいものですが・・・

 ひたすら前進していって交差点に入ると、⇔が進行できる方向に複数表示されます
 「あ、横に行ってみよう」と思った方、そのまま横の⇔を押してはいけません。
 またまた・・・・カニ歩きとなります。
 ここはあわてず、→で進みたい方向へ「顔を向け」てから⇔でお進みください。

 他にも機能があります。写真内をマウスでドラックしてみてください。

  下へドラックすると「空を見上げます」
  上へドラックすると「地面をみます」
  右:左を向きます(←と同じ)
  左:右を向きます(→と同じ)

 さらに道路上(ラインの上)でドラックすると動作が変わります。

  下へドラックすると「前へ進みます」:⇔と同じ
  上へドラックすると「後ろへ下がります」:⇔と同じ

 いかがですか?東京タワー周辺を堪能できましたか?
 他にも、ご自身で興味のある観光名所などを検索してみてください。

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┃4┃ちょっと寄り道・・・でも問題点が
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 住所の欄に「札幌市中央区南10条西14丁目1-23」と入力してみて下さい。
 なんと弊社の秘密基地(表向きは普通の会社です)が表示されます。

 このニュース作成時点で、弊社住所を検索した場合、丁度「顔」は弊社側を向いて
いました。
 撮影されているパジェロミニは、私が仕事で使用していた車です。
 (高級外車を乗り回しているというのは真っ赤なウソです。申し訳ありません)

 ついでに、ちょっと+で拡大してみてください。
 ナンバープレートが読めませんか?

 このように、ストリートビューはプライバシーの観点や、犯罪の手助けになるので
はないか?など現在、世界でたいへんな物議をかもし出しています。

 一応、人の顔や車のナンバープレートには「ボカシ」が入っているようなのですが
技術的な限界もあり、完璧にという訳にはいかないところもあるようです。
(だからといってこの車に悪さをしないでください・・・いまは弊社の社長が使用し
ていますので・・・)

 Google社では不適切な画像は連絡を受け次第、画像を訂正するという措置をとって
います。
 みなさん、早速ご自宅や会社周辺をチェックしてみることをお勧めします。

 それにしても、こんな写真いつの間に撮影していたんでしょうね。
 Google社によると、数ヶ月間、全方向型のカメラを搭載した車で、ただひたすら走
りまわったそうです。
 高度な技術の裏には、膨大な人海戦術がありました。
 こんなことを「発想する」力や「実行する」力があってこそ、とんでもない世界を
見せてくれるGoogle社でした。

 みんさんもしかしたら、どこかに写っていませんか?
 「モデルのスカウトにきたらどうしよ・・・・」なんて心配(妄想?)をしながら
秋の夜長にインターネットで世界旅行してみるのも楽しいかもしれませんよ。

                                  (井関)

オフィスソフトも無料の時代

9月 30

皆さんこんにちは。日中と朝晩の気温差が激しくなっておりますが、皆さんは風邪
などひいておりませんでしょうか?そういう私は、情けないことに風邪をひいてしま
いまして、心身共に鍛え直そうと布団の中で誓ったところでございます。皆さんも体
調管理には十分にご注意ください。
 さて話は変わりまして、今回はオフィスについてご紹介をしたいと思います。前振
りのお話とは全く関係ありません。。。。オフィスと言えば、Word、Excel等の
Microsoftのオフィス製品を思い浮かべると思いますが、今回紹介するのは
〝OpenOffice.org(オープンオフィス・ドット・オルグ)〟というオフィスソフトで
す。すでに利用してみたという方や、なんだかよくわからないけど「OpenOfficeを入
手」と書かれたアイコンがデスクトップ上にある!なんて方もいらっしゃると思いま
す。簡単ではございますがご紹介させていただきますので、是非今後の参考にしてい
ただければと思います。

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┃1┃OpenOffice.orgとは?
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 『OpenOffice.org』とは無料で使えるオフィスソフトです。ワープロ、表計算、
プレゼンテーション、データベース、作図・描画、数式エディタの6ソフトで構成さ
れていて、「Microsoft Office」の互換ソフトとして位置づけられます。

OpenOffice.org MicrosoftOffice
  ワープロ Writer Word
  表計算 Calc Excel
  プレゼンテーション Impress PowerPoint
  データベース Base Access
  作図・描画 Draw Visio・Publisher
  数式エディタ Math 該当なし

 ワープロ、表計算、プレゼンテーションの3ソフトはそれぞれ、Microsoftの、
「Word」、「Excel」、「PowerPoint」のファイルを読込み、編集、保存することが
可能で、画面のメニュー構成や、機能、操作性等は、MicrosoftOffice2000~2003に
似ています。

 『OpenOffice.org』はもともと2000年ぐらいに公開されたソフトだったのですが
最初のころは動作が不安定だったり、MicrosoftOffice製品のデータを読込んでも文
字化けや、レイアウト崩れが起こったりなど、なかなか業務で利用できるレベルで
はありませんでしたが、2005年頃に発表されたバージョンあたりから動作が安定し、
最近では地方自治体や民間企業での大規模な導入事例を聞くようになりました。

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┃2┃OpenOffice.orgを導入するメリット
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 前項では簡単に、『OpenOffice.org』がどのようなソフトかを紹介いたしました。
では次に『OpenOffice.org』を導入するメリットについて紹介いたします。

 1.導入費用が無料!
   最大のメリットは導入費用が無料ということです。利用中に広告などが表示
  されることもありません。MicrosoftOfficeの場合、Word、Excel、PowerPoint
  が付属したStandard製品の場合、通常のパッケージ購入であれば約48,000円、
  ボリュームライセンスでの購入であれば、約34,000円、パソコンの入替時にバ
  ンドル版を購入するとしたら約20,000円となります。10ライセンス分を新規に
  取得しようとすると、

   パッケージ版 ¥480,000.-
  ボリュームライセンス版 ¥340,000.-
  バンドル版 ¥200,000.-

  となるわけですからこの費用が〝0〟というのは大きなメリットになります。
  10台で考えてこの金額ですから、クライアント数が多い企業であればさらに導
  入費用の削減が見込めます。

 2.ODF(OpenDocument Format)に対応している!
   ODFとは国際標準化機構(ISO)によって国際標準規格と認定された文書形式
  で、ODF形式に対応したソフトウェアであれば利用可能になります。総務省が昨
  年の3月に策定した政府調達の基本指針では「導入するシステムはオープンな標
  準に準拠すべき」としていますので、今後、官公庁とのデータのやり取りがODF
  形式で行われる可能性もあります。今後MicrosoftOffice製品もODF形式に対応
  してくるとは思いますが、標準ファイル形式でベンダー依存から脱却するとい
  うのもメリットの一つになると思います。

 3.今までのMicrosoftOfficeとの親和性が高い!
   他社製品であるMicrosoftOfficeと親和性が高いというのは変な話なんです
  が、企業で利用されているオフィスソフトは、Microsoft社製のOfficeが圧倒的
  に多いと思います。さらにそのOfficeの中で多いバージョンはというとOffice
  2000~2003のバージョンになると思います。すでにMicrosoftOffice2007をご利
  用になった方はご存知の通り、Office2007は今までのOfficeとはメニュー体系
  がまるっきり変っていて「操作に慣れるまでは大変」という感じです。

   それに対して、『OpenOffice.org』のメニューや機能は昔のシンプルな
  旧Office製品に似ていて新しく導入したとしても馴染み易いというメリットが
  あります。Office2007にはOffice2007なりの新機能や新しいユーザーインター
  フェースで使い易くなった面もありますが、よく利用する機能という点で費用
  対効果を考えたときに『OpenOffice.org』の導入を決めたという企業もあるよ
  うです。

 4.PDF形式での保存も標準でサポート!
   『OpenOffice.org』の「Writer」、「Calc」、「Impress」、「Draw」には
  PDFへエクスポートという機能があり他のツールを用意することなく、作成し
  た文書をPDF形式で保存することが可能です。

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┃3┃当然デメリットも。。。
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 やはり世の中いいことだけではありませんので、この項では『OpenOffice.org』
のデメリットを紹介したいと思います。

 1.オープンソースなのでサポートはありません。
   フリーソフトを利用しているのと同様に、ソフトウェアに対してのサポート
  は一切ありません。当然、開発は日々行われていますので、何か問題が起こっ
  た場合の修正や、新機能の追加というのは行われますが、早急な対応などを求
  めることはできません。これは使い方などのサポートも同じで、コミュニティ
  などを通じて使い方や解決方法などを質問することになりますが、これらの回
  答はあくまでのそこを利用している方々の善意ということになりますので、ご
  自分が望んだタイミングで解決方法が得られるとうい保証は一切ありません。
  そのようなサポートが必要な場合は別途有償でサポートサービスの提供を受け
  る必要があります。

 2.MicrosoftOfficeと完全互換ではない。
   MicrosoftOfficeで作成した文書を〝OpenOffice.org〟で開いた際に必ずし
  もきちんとした形で表示されるわけではありませんし、その逆もしかりです。
  機能や操作方法なども違いがあります。また、Excelでマクロを利用している場
  合にはさらに注意が必要になり、『OpenOffice.org』では「OpenOffice.org
  Basic」と呼ばれる独自のマクロ記述言語になります。MicrosoftOfficeでは
  「VBA」という言語となり、どちらも基本は「Basic」言語ですが、両言語はま
  るっきりの別物となります。『OpenOffice.org』では独自マクロを処理して実
  行するのとは別に「VBA」マクロを読込んで実行する機能を備えていますが、
  実際にはすべてのマクロが問題なく正常に機能するには至っていません。
  完全に『OpenOffice.org』に移行するには、動かないマクロ部分は新しく組み
  なおさなければならなくなります。

 3.アプリケーションメンテナンスも自分で管理する。
   MicrosoftOfficeを利用していて、「Microsoft Update」を利用している
  ユーザーであればOffice製品のアップデートは自動で行われます。しかも更新
  はプログラム修正の差分で行われるので、古いアプリケーションをアンインス
  トールして、新しいアプリケーションをインストールするということはありま
  せんが、『OpenOffice.org』の場合、新バージョンが出た際のお知らせは行っ
  てくれますが、アプリケーションの更新は自らが行わなくてはいけません。
  更新作業も前述したように旧アプリケーションをアンインストール後、新アプ
  リケーションをインストールするというMicrosoft Office製品からみると手間
  のかかる作業になります。

 このように、メリットとデメリットはありますが、今後のオフィス製品は必ずしも
Microsoftということにはならない時代になりそうです。2008年7月号でもご紹介しま
したが、今後はGoogleなどからも新しい形式でOfficeソフトに代わるものがどんどん
登場して来ると思います。これらのアプリケーションの良いところは、本番環境をす
ぐに構築できるということです。

 『OpenOffice.org』もhttp://ja.openoffice.org/からダウンロードしてインスト
ールするだけで利用可能です。文書を関連企業や取引先等とやり取りすることも多
いと思いますので、相手企業の利用状況などの関係上、必ずしも全パソコンのオフ
ィスを簡単に置き換えることはできないと思います。しかし『OpenOffice.org』の
導入を決定した企業ではコスト面はもちろんのこと、今までOfficeソフトが入って
いなかった生産現場等に導入し暗黙知を明示知にするなど、各社様々な思惑がある
ようです。

 現時点で弊社として全てのお客様に決して『OpenOffice.org』をお勧めしているわ
けではありません。導入時のコストメリットは大きいと思いますが、サポートや機能
関係会社との連携などを考えると逆にトータルコストが増加する可能性もあります。
しかし一つのツールとして評価する価値はあると思います。すぐに評価できるという
のも大きなメリットですので、もしご興味がありましたら担当営業までご相談くださ
い。

(TETSUYA)

ネット詐欺の対処法

8月 31

ネット詐欺の対処法

世界中がオリンピック一色の8月。睡眠不足になっている人はいませんでしょうか?
個人的に興味があったのはソフトボールです。あまり詳しくないのですが、一試合中
野球は投手をつないで最終回までいくのに対し、決勝リーグでのソフトボール上野選
手は一人で投げきり大変感動しました。メダルの数は、アテネオリンピックには及び
ませんが、選手たちは精一杯頑張っている姿がブラウン管から伝わりやっぱりスポー
ツっていいなあと運動に意欲を燃やす今日この頃です。
ハラハラする点ではこちらもスポーツと似ているかもしれませんが、清々しいお話か
ら180度変わり今回は、ネット詐欺についてのお話です。架空請求、不当請求等次
から次へと悪質な手口が出ていますが、その中でも比較的身近な皆さんにも起こりう
る事例をあげ対処を考えてみようと思います。

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┃例1┃URLをクリックしただけで料金が発生!?
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迷惑メール、ネットサーフィンにより発生

①パソコンの電子メールアドレスに届いていた広告メール(迷惑メール)にあったU
RLをクリックしたところ、アダルトサイトだった。間違って当該サイトの画像をク
リックしたところ、「会員登録ありがとうございます」との表示に加え、利用料金や
振込先、支払期限、個有識別番号、IPアドレス、プロバイダ情報等も掲載された画
面が表示された。慌ててトップページに戻り見直してみたところ、「18歳以上で利用
規約に同意した方のみ入場してください」と小さく表示してあった。

②ネットサーフィン中、ダウンロードのURLにアクセスしたら、いきなり料金が表
示され、驚いて画面を閉じてパソコンの電源も切った。翌日パソコンを起動させたら
、デスクトップにテキストファイルのアイコンが作成されており、開いてみると、昨
日見たサイトの請求書だった。

これらの手口を用いている業者が“登録になりました”や“入会ありがとうございま
す”とかかれてあっても、契約が有効に成立しているとは考えられません。そのため
業者から請求されても安易に支払わないでください。
利用規約を読まずに利用してしまった場合、申込内容を確認させるための画面を業者
が用意していない場合は、消費者の操作ミス、入力ミスなど、錯誤による無効を主張
することができます。サイト業者から明細のわかる請求書が送られてくるまで安易に
支払わないようにしましょう。
“個有識別番号”“IPアドレス”“プロバイダー情報”などが表示されたとしても
それだけでアクセスした人を特定されたり、重大な個人情報が伝わることはありませ
ん。過度に不安にならないことが大切です。業者へ連絡を取ることは、新たな個人情
報を知らせることになるので避けて下さい。

┏━━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━………‥‥
┃例2┃オンラインショップで商品を購入。支払ったのに商品が送られてこない!?
┗━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━………‥‥
インターネットで商品を購入時発生

①某ショッピングモールより気に入った商品があったので、商品を買い物かごに入れ
購入。すぐに購入内容確認と振込先がメールで送られてきたので銀行で振り込みを済
ます。1週間後商品の到着を待つが一向に届かない。連絡先のメールアドレスに連絡
を入れてみるが、返信はない。記載してある電話番号に連絡するも「現在使われてい
ません」と言われる。

まず、ショッピングモールに運営事務局へ連絡しましょう。ショッピングモール側か
らも何かしら連絡、対処方法を教えてくれます。住所がわかる場合は内容証明郵便を
送ります。この内容証明郵便が届けば連絡の取れないショップでも何かしらの連絡を
してきます。ショップが返金に応じない場合も裁判を起こした場合大きな証拠になり
ます。しかし、内容証明郵便が届かずショップの情報全てが偽装となると返金はかな
り難しくなります。同じような被害者が出ないように銀行に振込先の凍結を要請し、
警察に被害届を出します。
ネットショップで商品を購入する場合、激安店には注意が必要です。BBSや購入者
のコメントなど信用できる内容の情報が確認できない限り手は出さないのが無難です
。ネットショップだけでなく店舗も持っていたり、ネットショップの規模、いつから
運営されているのかなど信用できるショップかの判断は購入者が行わなければなりま
せん。また、商品の支払方法も、代引き・クレジットカード決済・コンビニ払など商
品が届かなかった場合でも対処できる方法にしましょう。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━………‥‥
請求金額の支払いには皆さん慎重にお願いします。特に銀行での支払はお金が相手に
確実に渡ってしまい返金されることが非常に難しいです。振り込んでしまったら後の
祭り、お金は戻ってこないと思ってください。実際このような詐欺が起きた場合、お
近くの消費者センター・警察に相談すると思いますが、たいていの場合は相談のみで
警察や消費者センターが動いて返金要請をしてくれることはありません。よくわから
ない請求が発生したら一人で悩まず家族や特定機関に相談するなどし振り込む前に一
呼吸置きましょう。案外第3者からの意見で冷静に対処できるようになるものです。
                                  (ai)

ブラウザがあれば何でもできる。

7月 31

なんとなく某プロレスラーの言葉の感じで始ってみました。
最近は北海道でも蒸し暑く、北海道にいるのに涼しくないと思いながら短い夏を
楽しんでいます。
ちなみに家にエアコンは設置されておりません。

そういえば本といえば色々な「仕事術」なる本が出ておりますが、私も少しでも
仕事を頑張ろうとせっせと読書に励んでおります。
読んだからといって別に自分は仕事ができるわけではありませんが。

私たちは勿論パソコンを仕事にしているので、少し便利な使い方をご紹介したい
と思います。実際に私が実行している方法です。
しかもなんと「一部を除いて無料」なんです。
使えなければこのメールはどうぞゴミ箱へ。

【 あのホームページどこにいても読めるようにしておく。 】
例えば家で勉強をして「あぁこのホームページ役に立つナァ。仕事中にでも役に
立つナァ」なんて思って家のパソコンには「お気に入り」にいれても会社に来る
と「あ!アドレス忘れた」なんてことはありませんか?自分はいつもです。

そこで「おきにいり」を自分のパソコンに保存するのではなくインターネット上
の「どこかに」保管しておくことにしました。
私の場合は「はてなブックマーク」http://b.hatena.ne.jp/ に会員登録をして
いるので、このはてなブックマークにブックマークを保存しています。

この「はてな」のいいところは「ブックマークする」ボタンをブラウザにくっつ
けられるので、ポイポイと簡単にお気に入りを増やすことができます。増えすぎ
ちゃっても大丈夫。キーワードをつけることができるので「料理」などのキーワ
ードで自分のブックマークを検索できるのです。勿論この「はてな」はRSS対応で
す。

【 メールをどこにいても読み書きできるようにしておく。 】
自分のパソコンでしかメールの読み書きができないというのは不便じゃありませ
んか?家に帰って仕事はしたくありませんか?私はいつでも仕事をしたいです。

そんな皆様にこういう方法はどうでしょうか。ただし、皆さんができるとは限ら
ないですが。
グーグルのGmailに加入する。この時点でhogehoge@gmail.comなどのアカウントを
もらうことができます。もし、メールアドレスを持っていなかったらこのまま使
うことができます。
今回は「既にアカウントを持っているけど外出先や家でもメールを読みたい」人
向けです。

現在のメールアカウントの「転送サービス」を使って「Gmail」に転送します。
アカウントを取るのは面倒かもしれませんが、これだけでGoogle印のウイルス駆
除+スパムフィルター付のメーラーが手に入ります。いつでもどこでもブラウザが
あればチェックすることができます。メールの検索もさすが「google」です。ス
パスパ検索されます。

【 書きかけの文章とかエクセルとかをどこにいても読み書きできるようにして
おく。 】
お客様の所で「文章書かせてください」なんてことはありませんが、家で書きか
けの文章どうしてますか?最近だとUSBメモリに保存して持ち歩くといった具合で
しょうか。
自分の場合はUSBメモリを家のパソコンに挿したまま来ることが多いです。家で文
章を作成しても意味がないのです。忘れてきますから。
しかもあの小さなUSBメモリ。無くすことも考えられます。最近だと個人情報の流
出とかニュースになりますよね。

そんな自分が使っているのが「GoogleドキュメントBETA」というサービスです。
文章なんかをGoogleに保存しておきます。言葉が足らないですね。
ブラウザ上でエクセルやワードを扱える感じです。ワードはいいすぎですね。ブ
ラウザ上で簡単な表計算ソフトとワードパットができる感じです。

そのほかまだベータ版ながらパワーポイントのようなプレゼンテーションを創る
ことができ、しかもPDFのファイルも保管できるのです。
すごいですね。

【 自分のパソコンをどこにいても使えるようにしておく。 】
ホームページなどから自分のパソコンの画面を立ち上げて作業するところを私の
お客様だと良く見る光景でしょうか。とりあえずインターネットさえあれば「会
社のパソコンがあたかも目の前にあるような」ことができます。
ファイルのやりとりもできますし「会社にいなくても作業できる」んですね。デ
メリットは「使っていないときでも電源はつけっぱなし」ということでしょうか。

もうUSBメモリは持ちあるく必要はないんですね。ただ、問題点は「インターネッ
トにつながっていないと何もできない」と、いうことでしょうか。

ウィキペディアには「ユビキタスとは、それが何であるかを意識させず(見えない
)、しかも「いつでも、どこでも、だれでも」が恩恵を受けることができるインタ
フェース、環境、技術のことである。」とあります。

いつでも、「どこでも」は実用の域に達してきています。あとはもう少し「だれ
でも」のところを私たちはもっと頑張らないといけないのかもしれませんね。

ターミナルサービスの利用

6月 30

ターミナルサービスの利用

 サミットを目前に控え、日増しに物々しい雰囲気になっている札幌市です。
弊社にはあまり関係ないのですが、お客様の中には洞爺湖の会場へ納品を行ってる
ため、書類やIDカード作成用の写真データ提供など、いろいろご苦労されている
ところもあります。とにかく無事に、そして有意義な内容で終わってほしいもので
す。

 マイクロソフトからフラッグシップともいうべきWindows Server 2008が発売を
開始しました。

 サーバ機に搭載されるOSであるため、普段あまり目にとまることはありません。
Windows ServerもNTから2000、2003とバージョンアップしていますが、正直「私た
ちにどういう関係があるの?」という方も多いと思います。

 しかしサーバ機は会社の共有データを保管したり、業務アプリケーションを管理
するという重要な役割を担っています。

 今回はWindows Server 2008の中で特にみなさんにも有用となるターミナルサービ
スという機能に焦点を当ててみました。

◆ターミナルサービスとは?

 弊社のニュース「2007年12月号」で「リモートアクセス」を掲載しています。
ターミナルサービスはマイクロソフトの呼称であり、これと同じ意味のものです。

 この機能に類するものは他メーカなどから専用ソフトとしても発売されています
し、技術的には古くWindows95以前からあったものです。

 今回はイメージしやすいように環境を限定して、サーバ・クライアントの区別で、
ご説明します。

通常、サーバの利用方法というのは
 ①サーバの「フォルダ」へアクセスし、共有データを呼び出し使用する
 ②クライアントの業務アプリケーションソフトを起動し、サーバのデータを利用
  する
ような形態が一般的です。

 どちらも「クライアント」でソフト(Excel、Word、業務アプリ等)が動いて処
理を行います。

これに対してターミナルサービスとは
 ①サーバへ「リモート」アクセスし、サーバ機の画面を自分のディスプレイに
  表示する
 ②サーバの中にセットアップされているソフトを動かす
という形になります。

 このように「サーバ」でソフト(Excel、Word、業務アプリ)が動くので、どち
らかというとサーバに向かっているような感覚で作業うことになります。

 クライアントのディスプレイやキーボード、マウスを利用するのは同じなのですが
どこの頭脳を使用するか?ということから、処理速度やメリットに大きな違いが出て
きます。

◆ターミナルサービスのメリット

 このターミナルサービスを利用すると、基本的にはどこにいても同じ画面で作業が
行えるようになります。クライアントが自宅にあったり、空港のホットスポットに
あったりしても、会社のサーバ機へリモートアクセスすると「いつもの画面」が表示
され、最新のデータを利用することが可能になります。

 データはいつでも会社のサーバにしかありませんので、データ漏洩などのリスクは
大幅に減らすことになります。

 仕事に必要なソフトは全てサーバにセットアップするため、管理も一元化できます
し、クライアントを低スペック抑えることが可能です。

 また重要なソフト、データは全てサーバにありますので、クライアントが壊れて
しまった場合でも、安心です。(いまどきの安いパソコンをご使用の方は、これも
大きなメリットです)

◆進化するターミナルサービス

このターミナルサービスがWindows Server 2008では大幅に機能アップしました。

 今までは「サーバの画面」をクライアントのディスプレイに表示していましたが、
今度は「サーバのソフト」アイコンをクライアントの画面に表示できるRemote APPと
いう機能が増えています。

 クライアントの画面にあるアイコンをクリックし、それがあたかも自分のソフトで
あるように動作するのですが、それが実はサーバ機で実行していることになります。

 これにより無駄な情報の転送がなくなり、より快適で安全なリモートアクセスが
可能になるのです。

今までのリモートアクセスに必要だった3つの手順
 ①サーバへアクセス
 ②アプリケーションの使用
 ③サーバからの切断

という手順が1つの手順
 ①アプリケーションの使用(サーバ自動アクセス、自動切断を含む)

ということになります。

 「サーバの画面」、「クライアントの画面」という区別が無く使用できるため、
使い方がとてもシンプルです。

 この機能はぜひ体験してみてください。

自宅や出張先へデータを持ち運ぶと、どうしてもデータ漏洩の危険と隣合わせです。
パソコンにいろいろなソフトをセットアップするのも、速度低下の要因です。

リモートアクセス技術で、安全・安心・快適な環境を構築してみませんか?

◆Windows Server 2008 ご検討時にはご注意下さい

 Windows Server 2008には32ビット版と64ビット版が存在します。いままでのパソ
コンとの互換性を考慮してのことですが、64ビット版への全面以降は時間の問題
となっており、次に発売されるマイナーバージョンアップモデルは32ビット版が
サポートされない模様です。現在サーバ機の購入をお考えになる際は、64ビット
サーバをご検討頂くようお勧めいたします。

                                  (井関)

続 初期費用、運用費用がかからない独自ドメインの運用

5月 31

皆さんこんにちは。北海道も桜が咲き、すっかり春になりました。いつもはゴールデンウィーク後半に咲く札幌の桜も温暖化の影響なのか、平年より14日も早く、観測史上で最も早い開花となりました。

さて今回のニュースは、2007年の7月号で〝初期費用、運用費用がかからない独自ドメインの運用〟としてご紹介いたしました、『Microsoft Office Live』が2008年3月6日より『Microsoft Office Live Small Business』と名称を変更し正式サービスになりましたので、改めて『Microsoft Office Live Small Business』についてご紹介したいと思います。

┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━………‥‥
┃1┃3種類あったサービスレベルが1本化
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━………‥‥
 今までBeta版としてサービス提供されていた『Office Live』ですが、Beta版の時は無償で利用できる『Office Live Basics』、有償で利用する『Office Live Essentials』、『Office Live Premium』とサービスラインアップが3つありましたが、正式版からはラインアップが『Office Live Small Business』と1本化され、基本的な利用は無料で、そこに有料オプションを付加するという形式に変更されました。

┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━………‥‥
┃2┃無償サービスが拡充
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━………‥‥
 Beta版だった頃の無償で利用可能な詳しい機能の紹介は過去のニュースhttps://www.sc-ltd.co.jp/modules/weblogD3/details.php?blog_id=73をご参照いただきたいのですが、正式版の主な機能は
・ホームページのホスティング容量:500MB
・電子メールアカウント:100アカウント
・1アカウントの電子メール容量:5GB
とメール部分が拡充されたのに加え、
 ・ワークスペース容量:50MB
 ・ワークスペースアカウント数:5カウント
 ・グループウェア:GroupBoard3.0
 ・顧客管理:Contact Manager
 ・Office連携:Outlook、Access、Excel
等のBeta版では有償だった機能も無償で提供されます。
また、ホームページの作成も3rdパーティー製のホームページ作成ツールでデザインしたものもアップロードできるようになりました。

┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━………‥‥
┃3┃汎用ドメインの取得はオプションに。。。
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━………‥‥
 私的に正式版のサービスで唯一残念に感じたのは、汎用ドメインの取得が全て有償になったことです。Beta版の時は利用申し込み時にドメイン取得が必須(「.com」、「.info」、「.net」、「.org」のドメイン取得は無償で、「.jp」ドメインの取得が有償)だったのですが、Beta期間中の利用者からのフィードバックに〝ドメインを持ちたくない〟〝すでに取得しているドメインを利用したい〟等の要望があったために、正式版からは独自ドメインの取得はオプションとなり有償になりました。具体的には「.com」、「.info」、「.net」、「.org」は登録初年度無料で、2年目以降\2,020.-/年がかかります。ただし、Beta版から参加したユーザーの「.com」、「.info」、「.net」、「.org」ドメインに関しては今後もMicrosoftが更新料を負担してくれます。「.jp」ドメインについては\9,440.-/年となり、初年度も有償となります。
また、正式版から参加するユーザーも「○○○○.web.officelive.com(○部分はお好きな名前)」のような4thドメインは無償で取得、運用することが可能です。

┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━………‥‥
┃4┃利用開始手続きの簡略化
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━………‥‥
 3で紹介したように汎用ドメイン取得がオプション化されたことにより、利用手続きが簡略されました。ドメイン取得、クレジットカード番号の登録等が必須だったのですが、正式版ではこれらの手続きが不要となりました。大まかな利用開始手続きは

 [手順1]Live ID、メールアドレス保有の確認
  ・Windows Live IDを持っている
  ・HotmailやWindows Live Messengerを利用している
  ・Hotmail以外のメールを持っていて、それを利用する
  のいずれかに該当する方は[手順3]へ

  [手順2]Live IDの取得
   ・メールアドレスを持っていない
   ・メールアドレスを持っているが、Live IDとしては使用したくない
   という方はhttp://get.live.com/にアクセスして新たにLive IDを取得し[手順3]へ

  [手順3]Microsoft Office Live Small Businessへのサインアップ
   ①http://smallbusiness.officelive.com/へアクセスして【サインアップ】ボタンをクリックします
   ②Live ID、Hotmail ID、Messenger IDを持っている方は【サインイン】ボタンをクリックしてサインインします。既存メールを利用する方は「電子メールアドレス」欄に使用するメールアドレスを入力して【作成】ボタンをクリックします。
   ③画面指示に従い入力し手続きを完了させます。
  
  。。。文章で見ると大変に思われそうですが、実際に行ってみると全く難しくありませんのでご安心ください。
 
┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━………‥‥
┃5┃ホームページの作成と公開
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━………‥‥
 〝Office Live〟の登録が完了すると、ホームページを公開する場所が提供されます。簡単なホームページならば、〝Office Live〟の管理画面上、つまりIEまたはFirefox上でページを作成することが可能です。あらかじめテンプレート化されたホームページのベースが提供されていますので、素材(掲載文書や写真、ロゴなど)をご用意いただければ、テンプレートにはめ込んでいくだけでホームページが作成できます。「ページエディタ」と呼ばれるツールで各ページの内容を編集、作成し、「サイトデザイナ」と呼ばれるツールでホームページ全体のデザインを設定します。
 また、ホームページへのアクセスレポートも標準装備されていますので、ホームページにどのような反応があったのかを把握することができます。

┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━………‥‥
┃6┃メンバー内で情報を共有
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━………‥‥
 〝Office Live〟では様々な情報をメンバー内で共有することが可能です。
 ◆コンタクト マネージャ
   「コンタクトマネージャ」とは会社情報や、顧客情報、案件情報等を共有できるツールです。会社情報、顧客情報にはビジネスメモ、コンタクト履歴、案件などを、また、案件情報には製品情報やビジネス活動のメモを関連付けて保存することが可能です。

 ◆GroupBoard
   「GroupBoard」はスケジュール管理を行うツールで、自分やメンバーのスケジュール管理や共有の他に、設備の管理や予約もできます。会議室やプロジェクタ、社用車などの予約状況の把握や会議の予定と一緒に会議室の予約なども行うことができます。

 ◆ドキュメント マネージャ
  「ドキュメント マネージャ」はビジネスで使う共有の定型フォームや、文書や表、画像などを保存するスペースです。

 ◆チーム ワークスペース
   「チーム ワークスペース」は部署やプロジェクトチームのメンバー等、限られた利用者の範囲で共同作業や情報交換ができるWeb上のスペースです。ちょっとした打合せや資料の共同作成などを行う場合に便利です。1対1でのやり取りならば、メールでも十分ですが、複数人となると、メールの送信先や、最新版ファイルの所在など、管理が煩雑になります。ワークスペースならば、編集中のファイルは誰が編集を行っているか等の情報がリアルタイムに表示されますので、同時修正が防止でき、修正後の再配布の手間を省略できます。

┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━………‥‥
┃7┃ローカルのOfficeアプリと連携
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━………‥‥
 〝Office Live〟の「コンタクト マネージャ」 に登録したデータはパソコンにインストールされているExcel、Outlook、Accessのデータとして簡単に取り込むことが可能です。
 取り込んだデータで分析や作表を行ったり、ExcelからさらにcsvファイルとしてOffice製品以外のアプリケーションに渡すことによりデータをさらに有効活用することができます。

┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━………‥‥
┃8┃有償オプションの内容
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━………‥‥
 最後に大まかな有償オプションをご紹介いたします。

 ◆ドメイン関連
  ・com、net、org、infoドメインの登録 \2,020.-/年
  ・jpドメインの登録          \9,440.-/年

 ◆ホームページ関連
  ・容量追加    1GB・・・\670.-/月  2GB・・・\1,210.-  5GB・・・2,020.-/月
 ◆電子メール関連
  ・メールに表示される広告の非表示    \2,690.-/月

 ◆ワークスペース関連
  ・容量追加    1GB・・・\670.-/月  2GB・・・\1,210.-  5GB・・・2,020.-/月
  ・アカウント追加 10名・・・\2,020.-/月 25名・・・\6,740.- 50名・・・\12,140.-/月
           75名・・・\17,540.-/月

 いかがでしたか?実際の画面がないので、なかなか伝わらない部分も多いとは思いますが、基本的には無償なので、まずは申し込んでいただいて使えるかどうかを検証していただくのがよいと思います。最初の管理画面等を見ると一瞬複雑に感じるかもしれませんが、慣れるとそんなに複雑ではありません。弊社で申し込んであるサイトでのデモも可能ですので、興味がありましたら担当営業にお申し付けください。

(TETSUYA)

IE7(InternetExplorer7.0)って何が良くなったの??

4月 30

マイクロソフトが自動更新を行うwindows update。IE7(IEとはInternetExplorer7.0
というバージョン。)もバージョンがIE6からIE7へ上がりアップデートより配布がス
タートし最近よく聞かれるのが「IE7って入れた方がいいんですか?」という質問です。
そこで今回はIE7へすることへのメリットをご説明したいと思います。

現行バージョンである「Internet Explorer 6」(IE6)はWindows XPのリリースに合わ
せて開発されていたため、正式公開からすでに4年以上が経ちますが、基本的な機能
はほとんど変わることがありませんでした。
 しかし、この4年の間にインターネットの環境は大きく変わりウェブブラウザーに
ついては、米Mozilla Foundationの「FireFox」やノルウェーOpera Software ASA社
の「Opera」など、タブ切り替え等新しいインタフェースを持ったものが、一般でも
使われ始めています。マイクロソフトでは、次世代のOS「Windows Vista」のリリー
スに合わせて、IE自体のメジャーアップグレードを行なうことにしたのです。IE7の
テーマは3つ。

ユーザーエクスペリエンスの向上
IE7ではユーザーインターフェースが一新され、インターネットの最新テクノロジー
となっている“RSS(RDF Site Summary)”などへの対応が図られています。

高いセキュリティー機能
ここ数年、IEのセキュリティーホールが大きな問題となっているため、マイクロソフ
トではIEのコードを根本的に見直して、セキュリティーを大幅に高めています。
さらに、フィッシング詐欺やマルウェア(悪意あるソフトウェア)からの保護機能など
により、インターネット上の悪意のあるアクセスからユーザーを保護します。

プラットフォームと管理性の強化
IE7では、IE6で一部不整合な部分があった“CSS(Cascading Style Sheets)”の対応
について、“CSS 2.1”をサポートするとしています。これ以外にも、ウェブアプリ
ケーションを実現する最新のインターネットテクノロジーのひとつ“AJAX”のサポー
トやサーチ機能の強化などが行なわれています。

┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━………‥‥
┃ ┃セキュリティの強化
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━………‥‥

マルウェア対策
“Malware(マルウェア)”とは、システムに対してなんらかのトラブルを引き起こす
ことを目的にしたソフトウェアのことです。IE6はセキュリティー上の問題から、マ
ルウェアの侵入ルートとして利用されることが多かったため、IE7ではマルウェアの
侵入を防げるように設計されています。

クロスドメインスクリプト攻撃の抑止
 クロスドメインスクリプト攻撃例を挙げると、ユーザーが悪意あるウェブページに
アクセスしたときに、正しいウェブサイト(例えば銀行のウェブサイト)の新規ウィン
ドウを開いてユーザーを騙し、IDやパスワードを入力させます。しかし実際にはハッ
カーのウェブサイトを経由しているため、銀行口座にアクセスするためのIDとパスワ
ードが盗み取られてしまいます。そこでIE7では、各スクリプトの生成元となるドメ
イン名を把握して、スクリプトの動作を同一ドメインに限定するようにしています。
したがって、ハッカーのウェブサイトで生成されたスクリプトでは、銀行のウェブサ
イトを直接利用できなくなり、悪意のあるウェブサイトが正しいウェブサイトのよう
に振る舞い、IDやパスワードを盗み取るのを防いでいます。

フィッシング(Phishing)対策
 ここ近年インターネット上で大きな問題になっているのが“フィッシング詐欺”
代表的な例としてはクレジットカード会社や銀行のオンラインバンキングの偽サイト
を作って、ユーザーをメールなどで誘導し、IDとパスワードを盗みます。盗んだIDを
使い、被害者の口座から金を盗んだり、クレジットカードの偽造を行ない損害を負わ
せます。IE7では、フィッシング・フィルター (Phishing Filter)が搭載されていま
す。この機能ではURLを偽装しているサイトリストを、Microsoftが1時間に数回とい
う頻度でアップデートし、このリストを参照することで、ユーザーが偽サイトにアク
セスする前に警告を発します。これによりユーザーがフィッシング詐欺の引っかかる
ことを防ぐのです。

ウェブブラウザーに残る個人情報の削除手段の改善
 IE7では、ユーザーがウェブブラウザー上でアクセスしたウェブサイト履歴や、入
力したIDやパスワードの情報を簡単に消去できるようになりました。インターネット
カフェや図書館など共用のパソコンを使うと、ユーザーが見たサイトや、サイトにア
クセスするときに使ったパスワードが共用パソコン上に保存されてしまいます。
 IE7では、ユーザーが行なった作業(IE7のキャッシュ、パスワード、クッキー、フ
ォームデータ、閲覧履歴)などを簡単に消去できるようになりました。IE6でも消去は
できましたが、さまざまなダイアログにデータを消去するボタンが分散していました
そのため必要な作業手順を知らない一般ユーザーにとっては、自分が行なった作業の
痕跡すべてを消去する事は容易ではありませんでした。それをIE7では、まとめて消
去できるように1つのダイアログに集約されています。

ActiveXコントロールの管理の改善
“悪質なプログラムをインストールする”として問題になっていた“ActiveXコント
ロール”ですが、Windows XP SP2以上では“アドオンの可能”機能が用意され、イン
ストールされたActiveXコントロールを1つ1つ選んで、動作させるかどうか(有効/無
効)を設定可能となりました。これにより、問題がありそうなActiveXコントロールだ
けを無効にしたり、トラブルがあったときにはすべてのActiveXコントロールを無効
にすることが可能です。IE7では、必要のないActiveXコントロールを選んで、削除す
る機能も用意されています。

プラットフォームと管理性の強化
 IE7ではインターネットの最新テクノロジーに対応するため、いくつもの機能が強
化されています。特にIE6で不評だった“CSS(Cascading Style Sheets)”の不整合を
修正し、”CSS 2.1”の準拠を最優先にしています。これによりIE6では“div”タブ
の処理が変更され、配置とレイアウトに関するバグ(※1)が修正されています。CSS2.
1のサポートを強化することで、ウェブページの表示をデザイナーの意図どおりに行
なうことができるようになりました。

AJAXサポートの改善
 インターネットの最新テクノロジーとして注目を浴びているのが“AJAX(エージャ
ックス)”AJAXは “Asynchronous JavaScript+XML”という既存のテクノロジーを使
いながら、インタラクティブ性のあるウェブページを作成する技術です。例えば、プ
ラグインを使用せずにインタラクティブな地図サービスを提供している“Google Map
”や“MSN Virtual Earth” などは、AJAXによって構築されています。IE6では、AJA
Xが使用するXMLHTTPリクエストを、ActiveXコントロールによって処理していました。
しかしIE7はXMLHTTPリクエストをネイティブでサポートするようになり、互換性やセ
キュリティーの向上が図られています。

OSがRSSのプラットフォームに
 RSS機能はOSのプラットフォームの一部 (Windows RSS Platform)としてサポートさ
れるようになりました。これによりVistaやXP SP2では、RSSの各種機能を Windows A
PI経由で、ほかのアプリケーションからも利用できるようになります。このRSS用API
では、RSSフィードのダウンロード、保存、アクセスなどがサポートされています。
マイクロソフトでは、既存のRSSを機能拡張した“Simple List Extension 1.0”仕様
をRSSコミュニティーに対して提案しており、IE7ではこの仕様が先取りでサポートさ
れています。この仕様を利用することで、ユーザーや開発者は情報のコンテンツリス
トのフィルター(絞り込み)やソート(分類/並べ換え)やピボット(表示切り替え)など
が簡単に行なえるようになります。またこれ以外にも、米Amazon.com社の子会社であ
る米A9.com社とマイクロソフトが共同で規格を策定した“OpenSearch”もサポートさ
れています。OpenSerachを利用すると、検索結果はXMLフォーマットで出力されます。
現在はHTMLで単にウェブページとして表示している検索結果を、XMLデータとしてさ
まざまなアプリケーションで利用できるようになります。

┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━………‥‥
┃ ┃操作性の変更点
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━………‥‥
ユーザーエクスペリエンスの向上・ユーザーインターフェースの変更
 IE7をインストールしてまず気が付くのが、ユーザーインタフェース(UI)の変更で
す。IE6と比べると、ツールバーやエクスプローラーバーなどが非常にシンプルになっ
ています。ボタン類もシンプルになっていますから、ツールバーが何段も並ぶことも
ありません。FireFoxなど、競合となるウェブブラウザーと似たつくりとなっていま
す。

タブブラウザーのサポート
 IE7を使ってみて最も大きく変わっているのが、タブブラウザー機能です。IE6でも
マイクロソフトが配布する“MSN Desktop Search”プログラムをインストールすると
IE6にタブブラウザーの機能を追加できます。しかしIE7では、最初からタブブラウザ
ーとして設計されている点が大きく異なります。タブブラウザーの表示の仕方も、単
にタブで表示を切り替える一般的な方式に加えて、現在アクセスしているページをす
べて縮小表示するという方式が用意されました。後者なら、タブブラウザーで数多く
のページにアクセスしても、どのタブがどのページかわからなくなるといったことも
なく、一覧画面を見れば目的のページが一目で判ります。タブをグルーピングするこ
ともでき、これにより、数多くのウェブページにアクセスしていても、分かりやすく
整理できます。さらにタブのグルーピングを保存しておき、IE7が起動するときに自
動的にウェブページにアクセスするように設定すると、起動してすぐにいつも見るペ
ージを表示できます。

ウェブページの拡大/縮小表示
 ウェブページの表示に際して、拡大/縮小表示がサポートされました。この機能を
利用すれば、シニアのユーザーでも複雑なツールを使うことなく、ウェブページを見
やすく拡大できます。一方縮小を使えば、スクロールバーを使って表示しなければな
らない大きなウェブページの全体を見ることも可能です。

RSSフィードのサポート
 IE7の大きな特徴のひとつといえるのが、RSSフィードへの対応があげられます。最
近では多くのウェブサイトで、記事の更新通知などにRSSを利用しています。IE7がRS
Sに対応したことで、RSSを利用して、どのウェブページにアップデートがあったのか
を簡単に知ることもできます。RSSのサブスクリプションを登録することも、ボタン
ひとつで行なえます。

Favorites Centerボタン
 IE7ではLinkを登録する“Favorites”(お気に入り)に加えて、新たに“Favorites
Center”というボタンが用意されました。ここでは登録したお気に入りへのリンクだ
けでなく、“RSS Feeds”(RSSフィードの登録)や“History”(履歴)などに簡単にア
クセスすることが可能です。これらの要素が1ヵ所に統合されているので、非常に使
いやすくなりました。

標準で検索ボックスを用意
 IE6では、標準ではツールバーに検索ボックスは存在しませんでした。一方IE7では
ツールバーに検索ボックスが用意されました。新設の検索ボックスでは、デフォルト
の“MSN Search”だけでなく、Yahoo!やGoogleなどの検索エンジンも登録することが
できます。これにより、使い慣れた検索エンジンを手軽に利用できます。各検索エン
ジン企業が個別にリリースしているツールバーソフトをインストールしなくてもいい
ため、ツールバー表示部分がごちゃごちゃしないのも利点と言えます。

ClearTypeフォントのサポート
 IE7ではウェブページの表示に使うテキストフォントに、“ClearTypeフォント”が
利用できます。液晶ディスプレーでの視認性向上を重視したフォントのため、液晶デ
ィスプレーでのテキスト表示が見やすくなっています。

印刷機能の強化
 もうひとつIE7での重要な機能は、印刷機能の強化です。IE6ではブラウザーに表示
されている画面を印刷しても、見た目どおりの出力結果にならないことが多かったと
思います。例えばウェブページの画面が大きいと、ページが2枚に分かれしまったり
してしまいます。それがIE7では、きちんと1枚の用紙サイズに収まるように、自動調
整する機能を持っています。これにより、ユーザーの見た目に近いイメージで印刷を
行なえるようになりました。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━………‥‥
私はIE6の操作に慣れてしまっているのでまだIE7へはしていませんでしたが、セキュ
リティの面を考えるとあげた方がいいのかもしれないと考えさせられました。
「絶対IE7にしなさい」とは一概には言えないのですが、個人的にはもう少し様子を見
てからIE7にあげたいと思います。

※対応OSはWindows XPとWindows Vistaになります。Windows XPはSP2以降となるので
IE7を使うにはSP2にアップデートしておく必要があります。また正規版のWindows OS
であるとの確認(Windows Genuine Advantage)がなされていないと、IE7はインストー
ルできないようになっています。
                                  (ai)

いつものようにホームページのことでも。

2月 28

最近ホームページの仕事がとても多くなってきました。いつものようにホームページ
のことを書きたいと思います。

結構前から「ビジネスブログ」という言葉があります。
ビジネスブログというのは名前の通りビジネスを目的として、発信されるブログのこ
とで、広報や、営業案内、商品紹介等を行う目的で使われます。

さてその「ブログ」なのですが、「んなもん日記ページでしょ?しょこたんブログや
らブログの女王やら。企業とは関係ないのでは?」
たしかに、日記で使われることが多いですし、そう思われるかもしれません。

でも、使い方を考えると、実は実務にイロイロ使えるんです。

例えば「営業日報」の入力に使ったらいかがでしょうか。
営業日誌は通常は紙に記述して上司に提出して「ハイ終わり」というところを良く見
受けられます。
弊社の販売管理システムなら「得意先ごとの時間集計」とか取れるのですが、機能が
ついていないお客様も多いのでここは手軽に「ブログ」に入力します。

パソコンで入力し、データ化されるので○○商事など「キーワードによる検索」も可
能ですし、日付管理も出来ますのでラクチンです。
生きた営業日報になることでしょう。

「会議のログ」や「社長の言葉」などを記述することもいいですね。勿論「未来の日
記」にも使えますので手帳代わりにもいいと思います。

以前、知識の共有ということで弊社では「ウィキ」という「みんなで使うノート」を
活用し、お客様の障害対応情報とかを入力していることをご紹介しましたが、この機
能はブログでも可能です。
最初のうちはなかなか浸透しませんが、情報がたまるにつれて「手放せないシステム
」になること間違いなしです。結局はツールよりも「情報量」が決め手です。

┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━………‥‥
┃★┃キーワードから追うブログの機能。
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━………‥‥

全部の機能がすべてのブログツールついている訳ではないですが、一般的に「ブログ
ツール」と呼ばれているツールに搭載されている機能を挙げたと思います。
このキーワードで「なるほど普通にホームページを作るより良いかも」と思っていた
だけると思います。

『ブラウザ上で記事を登録できる』
普通ホームページを作成するときは「ドリームウィーバー」とか「ホームページビル
ダー」などで、記述したデータをサーバーに「アップ」するわけです。さて、よくあ
る「社長日記」。
社長がそこまで出来るでしょうか?いや、できませんよね普通の社長は。
でも、ワープロでの入力は出来る方は多いのです。ワードに打ち込むか「ホームペー
ジ」に打ち込むかの違いですね。
ただ、デザインの変更とかはツールが必要ですのであしからず。

『運用方法を短時間で覚えることが出来る』
文章の入力方法と写真のアップの方法は大体1~2日で記事の投稿が出来るようになり
ます。全体的なデザインはしょっちゅう変わりませんよね。デザインもそうですが内
容に注力できるようになります。

『デザインの統一性がでてきます』
ブログツールは大体それぞれがパーツ化されていて、皆様が編集するのは記事の部分
です。
デザインはデザイン業者が作成します。そのためデザインがページによって大幅に変
わることがなく統一性が出てきます。

『RSS』
昔の記事(https://www.sc-ltd.co.jp/modules/weblogD3/details.php?blog_id=60)に
も載ってますが「RSSを利用することによっていちいちサイトをチェックすること
なく自動的に更新された情報を知らせてくれるのです。知らせ方も多種多様です。メ
ールをしながら更新された情報があるとポップアップで知らせてくれたり、デスクト
ップ上にテロップとして情報が流れてきたりとさまざまな方法で知らせてくれます。
また自分のスタイルに合わせた形で情報収集ができるのでとても利便性が高いものに
なりました。」

もしかしたら馴染みがまだ薄いかもしれませんが、「RSS」と書かれたオレンジのア
イコンは見たことはあるのではないでしょうか?
云われてだいぶ経っているのですが、「メールマガジンに変わるかもしれません」。

メールマガジンは皆さんにも良く届いていると思いますが、大体はゴミ箱いきですよ
ね。だって読みたくないですから。開封率はだいぶ減り4%とも言われています。

RSSは「読みたいホームページ」の記事の一覧や更新状況を教えてくれるツールです
。そして企業側はXMLというデータ形式で用意しておく必要があります。
https://www.sc-ltd.co.jp/modules/weblogD3/backend_weblog.php?user_id=1
を見てみるとRSS対応ブラウザはきちんと出てきますが、変なデータの羅列が出てき
ます。コレを自動的に作ってくれるのが一般的なブログツールです。
記事を更新すると自動的にRSSデータも更新してくれるんですね。さすがにこのデー
タ「手入力」は無理があると思います。

『pingサーバー』
PINGサーバとは、各ブログから送られてきたRSS情報を受信・収集するサーバ(サイ
ト)です。
各ブログの情報が集まる基地局のような存在です。
PINGサーバにデータを送信すると、より多くの人の目にとまるようになります。
(http://bloglike.comshare.jp/readme/ping_server.php)
ホームページは何のために作るのですか?「より多くの人の目にとまるようになる」
ためですよね?

『トラックバック』
通常のホームページですと勝手にリンクされ、リンクされたほうは特に気づきません
がブログの場合は「トラックバック」という機能があり「あなたのページをリンクし
ました」ということが判るような仕組みがあります。
例えば、自分がブログを書いていて「あ、このホームページは参考になるな。よし、
トラックバックしよう!」という感じです。
弊社の各記事にもトラックバック機能があります。是非トラックバックしてください
ね。

最近の思ったこと。
確かにある程度のSEOは必要です。ただ、世の中のみんなが頑張っていることなのでS
EO対策をやってマラソンでいうところの「スタートライン」です。
では、どこで差がつくかというと最後は「内容」です。内容が充実していてイロイロ
なところからリンクが張られるようになってくると結局は「人気のあるページ」とな
ります。

OpenIDアカウント作成に挑戦

1月 31

みなさま新年あけましておめでとうございます。
 本年もよろしくお願いいたします。

 弊社のある北海道札幌市は例年より雪が少なくて冬らしくないと思っていたところ
でしたがついに降ってまいりました。いよいよ冬本番の様相を呈してきたようです。

 さて、今回のコラムは米国ヤフーも対応し、マイクロソフトのビルゲイツ会長も支
持を表明したということで最近にわかに脚光を浴びてきた、「OpenID」という
技術について、ご案内させていただきます。

 みなさんは今まで、いろいろなホームページをご利用されていると思いますが、そ
のたびにユーザ登録をして、たくさんのIDやパスワードをお持ちではありませんか?

 OpenIDとはこういった事態を軽減すべく、一つのIDでインターネット上のいろいろ
なWebサイト認証を行う仕組みのことです。

 OpenIDを用いると、パスワードや基本的な情報は一元管理とすることができます。
(ただしサイト特有の入力情報は別になります)

 そこで今回は、日本国内で認証サーバを運営しているアセントネットワークスで
OpenIDを取得する手順をご紹介したいと思います。

┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━………‥‥
┃★┃OpenIDの取得
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━………‥‥

 まず、発行機関(OpenID認証サーバ)のホームページを表示します。
http://www.openid.ne.jp/ へアクセスして下さい。

 画面中央に「OpenID アカウント作成」と赤文字で書かれたリンクがありますので
クリックして下さい。
 OpenIDアカウント作成に必要な情報を入力する画面が表示されます。
 以下のように必要な項目を入力して下さい。

 ユーザID:自分のIDとなります。これからずーっと使うものですから慎重に決め
       てください。
       このときOpenID URL欄にアドレスらしきものが自動表示されます。
       これが今後使用するOpenIDのURLとなります。メモをとりましょう。

 パスワード:これも今後、自分のOpenIDとペアで使用するものです。
       間違い防止のため再入力欄にも同じものを入力します。

 E-Mail :OpenID使用を許可するメールが認証機関から届きます。
       間違い防止のため再入力欄にも同じものを入力します。

 ニックネームからvCardFileまではオプションですので、省略しても結構です。

 利用規約の内容をチェックし、「利用規約に同意し、OpenIDに登録します」を
チェックオンとして「アカウント登録完了」ボタンを押して下さい。

 「ご登録されたメールアドレスにメールを送信いたしました。」と表示されます。

 ここで一旦ブラウザ画面を終了します。

 登録したアドレス宛に「OpenID.ne.jpのアカウント登録を完了してください。」
という件名のメールが届きます。

 内容は「OpenID.ne.jpにご登録いただき誠にありがとうございます 下のURLをクリ
ックしていただきますと、OpenID.ne.jpの登録が完了いたします。」
 という文面に続きリンクが記載されていますので、クリックして下さい。

 ブラウザが自動的に立ち上がり、OpenID.ne.jpのホームページが表示されます。
 「ユーザー登録が完了いたしました。ご登録いただきましたIDとパスワードでご
利用ください。 」と表示されていたら、手続きは全て完了です。

 以上ここまでがOpenIDアカウントの作成手順となります。
以外に簡単でしたか?そうですOpenIDは誰もが簡単に入手できるIDなのです。
しかも先ほども申し上げたように、パスワードの管理が一元化することが出来る・・

 そうすると今度は、実際にこれをどのように使用するのか気になるところですね?

 先程のOpenID.ne.jpのサイトに対応サイト一覧が掲載されています。
 是非どれかで登録をお試し下さい。(日本語対応サイトがお勧めです)

┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━………‥‥
┃★┃OpenIDの利用
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━………‥‥

 それぞれのホームページでIDの登録手順は多少異なりますが、下記のポイントだけ
は押さえておいてください。

  ・「OpenIDでログオン」を選択する
  ・ID欄には先程メモしたOpenID URLを入力する
   (http://~.openid.ne.jpのようなURL形式。~に自分のIDが入ってます)
  ・OpenID.ne.jpのページが表示されたらパスワードを入力し、ログインする
  ・テスト使用の場合は、「一度だけ認証」を選択する
  ・あとは、そのサイト毎に必要な情報の入力を求められます。
   ここからの入力内容はご自信で判断してください。

 いかがでしたか?「なんとなく」感じつかむことは出来ましたか?
 途中でOpenIDの認証サーバページが開かれパスワードを聞かれましたね。
この技術(認証サーバによるパスワード管理)が今回目新しいものになります。

 各WebサイトからOpenID認証サイトへIDの使用許可を毎回求めるのです。
このようにして、IDとパスワードをサイト単位に作成せず、共通のものを使用する、
というのがOpenIDの基本的な考え方となります。

 ここで疑問を持たれた方もいるかもしれませんが、実はOpenIDの認証機関はひとつ
ではありません。今回サンプルにしたOpenID.ne.jp以外でもIDは作成可能です。
(まだ日本では一箇所しかないようですが、手順さえ守れば個人でも運用できます)
 その場合はOpenID URLの後半部分が変更になります。利用する側からすると今後は
どの認証機関が信頼できる、できないのような判断も必要になるのかもしれません。
(悪意の認証期間からはパスワードの流出が考えられます)

 OpenIDはサイト毎に管理していたIDとパスワードを一本化し、パスワードを変更す
る場合は一つを変更するだけで全対象サイトのパスワードに反映します。
 その反面、パスワードの漏洩などをしてしまうと、自分の使用しているWebサイト
は全て第三者に使用される危険もあわせ持ちます。

 もはや当たり前のことですが、パスワードの管理はより慎重にするようお願いい
たします。(海外の映画などを見ると、パスワードを入力するとき周りを見渡してい
る光景などありますね。これに比べ日本の文化はまだおおらかな風潮ですね。)

 現在ではまだ少ないOpenID対応サイトですが、今後はますます増えてくるものと
予想されています。

 みなさんもこの機会に、ちょっと時代を先取りしてみませんか?

                               (井関)